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明治16年春場所4日目 (東京横濱毎日新聞/明治16.1.14)

・昨日回向院四日目の相撲は観客三千の上に出で、すこぶる上景気なりし。
・(中入前)稲ノ花出来山は、立上り二ツ三ツ跳ね合ううち稲ノ花は敵を「スクイ投」げんとやにわに左を差し掛るを、出来山は「足クセ」を巻きて決め、見事に出来山の勝。
磯風緋縅は小手先にて「タメ合う」うち水となり再び取組みしが勝負付かずしてついに引分となりし。
浦風千羽ヶ嶽千羽ヶ嶽に真の痛みありて引分、常陸山鞆ノ平は「四ツ」に渡ると其のまま「寄り」て鞆ノ平の勝。
手柄山上ヶ汐は当日一の取組なれば、名乗の上るや場内はどよめき渡りて勝負の程ぞ待たれける、さても双方気合よく仕切も立派に立ち上り手と手に渡り合いて相撲を大事にせしが、上ヶ汐はやがて敵の間隙を窺い「ケタグリ」しに手柄山は余程危うく見えしを辛く「残り」て、今度は双方とも大いにいら立ちて突掛け合ううち、手柄山は右手を差し上ヶ汐は此の手を巻きながら遮に無に寄り行くとき水となりしが、手柄山に痛ありて預り。
・(中入後)井筒竜ヶ鼻は立上ると直ぐさま「右差し」となりて揉み合いしが、井筒の二の腕に痛ありて引分。
高千穂清見潟は互いに念入りて立上り、小手先にて突掛け合ううち清見潟は唯に押切らんと無二無三に突掛け行き、アワヤ高千穂は踏切らんとせしが際どくも踏止り、土俵内を一廻りせし時、清見潟は又も力に任せて押行きしが高千穂は土俵際にて体をかわし敵を後ろより突き出して高千穂の勝となりしは何等の巧手ぞ。
勝ノ浦大鳴門は、見事に立上り跳ね合ううち勝ノ浦は左手を差せしに、大鳴門はこれに「泉川」を掛けしかば、一心不乱に堪えしもついに「タメ出さ」れて大鳴門の勝とは是非もなし。
柏戸高見山は是また当日の見物なれば勝負や如何と見てあるに、両力士はとかく相撲を大事になし此方が立てば彼方は待ッタと二三度仕切を直せしが、ついに立たずして或いは突倒し或いは砂を打ち付るなど、さながら喧嘩と一般、双方カタクなりて又々八九度も仕切を直せし後、ようやくに立上り大荒れに荒れて突掛け合う時、高見山は少しく喀血なしけるにぞ、行司はすぐさま中に入り分けを示すも聞かばこそ両虎相闘うの勢にてなおも突掛け合いしが、かくて捨て置くべきにあらねば行司は無理に引分となしたり。
梅ヶ谷西ノ海は、立上るや否や土俵の真中に突張り合いて立ちたるは実に立派の相撲なりしが、間もなく西ノ海は突出されて踏切り梅ヶ谷の勝。

磯風の東京本場所デビューは緋縅と引分け、可もなく不可もないといった所でしょうか。柏戸vs高見山は慎重すぎるというか立ち合いの駆け引きをし過ぎてエキサイト、なかなか荒っぽい場面を見せてくれます。相撲らしくはない勝負ですが観客は結構楽しんだかも知れませんね。

明治16年春場所星取表

西前頭2・高見山宗五郎
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テーマ:大相撲 - ジャンル:スポーツ

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