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明治15年夏場所9日目 (東京横濱毎日新聞/明治15.6.9)

・昨日回向院九日目の相撲は観客五百余人にて。
立田野竜ヶ鼻竜ヶ鼻の勝。
浦湊井筒は立上るや否や浦湊は左、井筒は右を差し揉合ううち互いにコジて「ミツ」に渡り浦湊は「寄らん」と力をなおす折しも水となりしが、井筒の方に痛みありて引分。
浦風大達は休。
千羽ヶ嶽高千穂は仕切も立派に立上り、二ツ三ツ跳ね合ううち千羽ヶ嶽は左へ高千穂は右を差し暫時押合いしが、高千穂は敵の「左ミツ」をしかと取り左手を敵の首に巻いて「腰投」を試みしに十分ならず、千羽ヶ嶽は差されし敵の右手を左に巻き一心に揉み行きて、ついに押切りて千羽ヶ嶽の勝。
武蔵潟清見潟は、念入りて立上ると等しく清見潟は両手を差せしに、武蔵潟は心得たりと此の両手へ「閂」を掛け無二無三に「振り投げ」せしに、清見潟の体は流れて見事に武蔵潟の勝。
三隈山日下山は難なく立合い双方「四ツ」に渡りしに、日下山は一心に「寄らん」となし三隈山は「ウッチャラン」として双方土俵を出でしかば勝負なし。
司雲龍九紋龍伊勢ノ濱稲ノ花西ノ海柏戸緋縅関ノ戸常陸山梅ヶ谷、以上五組は休なり。

出釈迦山増位山は若手の力士なり、十分の気入りにて立上り力声と共に突掛け合いしがややありて「四ツ」となり、出釈迦山は無二の力を出し増位山を押切らんと揉み行きしに、増位山も踏切るまじと一心に防ぎしかど、出釈迦山は「下三ツ」をしかと取り抱き上げる心地にて遮に無に押行ければ、ついに増位山は踏切る途端双方の体土俵の外に流れしが、其のまま増位山は気絶せしにぞ相手の出釈迦山も大いに驚き、これはとうろたゆる折から年寄行司も駈け集まり、種々介抱したる甲斐ありて増位山は辛く我に帰りしが、更に変わりし色無く莞爾と打笑みつつ立上り、溜まりに帰りて立派に「シコ」を踏みなおし体を固めて立ち去りたるは流石に力士だけの気込みなり、もっとも勝ちは出釈迦山なりし。

ついにこんな観客数(;・ω・)この日も人気力士の取組が次々と流れ、ひどい九日目になってしまいました。記者も真面目に見る気が起こらなかったのか「片や右差し、相手は左差し」などと有りえない事を書いてます。幕内最優秀成績は梅ヶ谷の5勝0敗ですが終盤は相手に休まれっぱなしで勝ち星が増えず、ここまで低調な最優秀成績は珍しいです。

明治15年夏場所星取表
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テーマ:大相撲 - ジャンル:スポーツ

【2006/07/31 22:30】 | 大相撲 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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