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明治31年夏場所八日目 (朝日新聞/明治31.5.24)

○回向院大相撲
・昨二十三日(八日目)は欠勤力士のありしにも拘わらず大入にてありし。
朝日龍國見山は幕下有望の力士にて、が矢筈にて攻むればは引き外し左差しにて釣り出し、の勝。
今錦小武蔵は襷反りにての勝は喝采を得たり。
境嶽達ノ里の突きに一寸ひるみしが立て直し、寄って下手投にての勝は中々強し。
淡路洋岩ノ森は、烈しく突き合い淡路のハタキを危うく残し、すぐ付け入り左筈にて押切りての勝は御苦労。
尼ヶ崎八剣は、出鼻を張りたるもは飛び入り外無双にて渡し込まんとせしに、は逃げ身となりて左を差し掬っての勝。
鬼竜山鶴ノ音は、突張ると見せ耐えるをすかしてすぐ左を差し、下手投げ旨く決まりての勝。
成瀬川小西川は、左四ツにて小西より下手投げを打ちたるも、残りて寄るを小西すかさず腰投げを打ち、成瀬耐えてすでに同体に流れんとせし時、早くもは手をつきて小西の勝は興味薄し。
嶽ノ越荒鷲は、直ちに左を差し右上手を取るよと見る間に押切っての勝は当然。
一力玉風はまず相角力にて、右を手ぐって泉川に懸けしも解れて相四ツとなり、すぐにより釣り身に行きしも効かず土俵の中央に突立ちヨイショヨイショの掛声ばかりにて水となる、のち少しく揉みしばかりにて引分は無理ならず、観客より動くなの好評さえありし。
横車は、立ち上りすぐ左四つとなり、の釣を防ぎしも遂に釣られての勝。
天ツ風大纒は、天ツ大の左差しを撓めんとせしもしっかと取りて効かぬより、左四ツと右上手を引かんとするも、振って取らせず遂には右上手を引いて打ちたるも残ると見てもたれ込みの勝は大相撲。
當り矢大見崎は、突き合いは一寸ハタキて左四ツとなり、荒く揉みより上手投を打ちてまさにの危うかりしが早くも打ち返し、決まりて同体に流れ団扇は當りに上りしも物言い付きて預りは、双方怪我なく平となる。
梅ノ谷若湊は当日の呼び物にて、立ち上がり突きより手四ツとなりは張り手一番すぐ突きて透きなくもすでに危うく見えしが、の一杯に突き出したるを素早く体をかわせながらに引落し、の泳ぐを後ろより軽く突きて勝を占めしに、はその場を去らず残念に見えしは気の毒なりし。
谷ノ音逆鉾は、突き合いの左を手繰って泉川に行きしも、外れて右四ツより左四ツとなり、は寄せて足癖に行かんとすればは突張り体を伸ばして効かせず双方揉み合いて水となり、のち取り疲れて引分は面白味なく、観客冷評を下したり。
鳳凰増田川は初めての取組にて、立ち上りの左を取り例の泉川にての勝。

場所も大詰めの八日目となりました。千年川、鬼鹿毛、玉ノ井ら何人か平幕力士が休場しましたが、客入りに大きな影響は無いようです。前日に常陸山戦で奮闘した突っ張りのベテラン若湊は梅ノ谷戦。いい所まで攻めましたが、いなされて惜敗。かなり悔しかったようですが、拍手はたくさんもらえたことでしょう。新関脇の逆鉾はすでに5勝を挙げて勝ち越しを決めていますが、この日は足技の谷ノ音に苦戦して引き分け。河津掛けをこらえてしのぐなど面白そうな相撲に見えますが、少し物足りない内容だったでしょうか。大関鳳凰は得意の力技で5勝目、順当に勝ち越しました。

明治31年夏場所星取表
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テーマ:大相撲 - ジャンル:スポーツ

【2013/01/24 23:22】 | 大相撲 | コメント(0) | page top↑
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