スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | page top↑
明治31年夏場所五日目 (朝日新聞/明治31.5.18)

○回向院大相撲
・昨十七日(五日目)は天気予報も面白からぬ兆候を示されたるが、人気力士の好取組多きため空模様を顧みず好角家は午前よりひしひしと詰掛け、特別席を除くの外は立錐の地なき好景気にてありし。
岩戸川嵐山は、の右差にて苦もなく押し切りの勝は岩戸近来技量の劣りしに依る。
高千穂甲岩は、の左を泉川に撓めしも効かず解かれて片閂に絞りしも、は右前袋を引きて放たぬより、は閂に懸けて絞るもは耐えて隙を計り、引落し旨く決まっての勝。
待乳山立嵐は左四ツに渡り合い暫し挑みしが、は大得意の三所詰めにての勝は今日が初めてなりし。
有明松ノ風は、の元気に反しは近頃愛せられ過ぎて力量の抜けし際なれば勝負如何と見る間に流石はの抜量、の諸筈を透かしたれど残りしよりハタキ込んでの勝ちは先づ狂いなし。
利根川淡路洋は、突合い突出しての勝は上出来。
谷ノ川緑川は、手先の競り合いより左筈にて押切りの勝は、少時立ち後れたるにもせよ余り脆し。
鳴門龍鶴ヶ濱は、前日の大手柄の矢先元気至ってよく立ち向いしが、の技量には未だ及ばざるかの左差しをは巻きつつ下手投げにての勝。
増田川天津風は、突き合いの一点にての激しく突掛けるを透かしたれば、の足流れて砂上に伏す。
大見崎一力は、突き合い叫びの声諸共大見の体は土俵外にありて相撲にならず。
大蛇潟不知火は、は左差しに右を当てれば不知は右を首に巻き倒さんとするも、は上よりアビセたれば不知火は支える力なく腰砕け敗を取る。
越ヶ嶽横車は、突合いは左四ツにて釣ると見えしが腰投げにての勝。
鬼ヶ谷當り矢は、に痛所ありて休。
千年川荒岩は、突き出しの勝は取らずとも知る。
朝汐梅ノ谷は、一月場所にて敗を取りし其の回復をせんとは念を入れ隙なく立ち上り、左四ツにて右前袋を引きて釣らんと寄り身に行くを、は焦立ち右上手にてミツを取らんとするも、振って取らせぬには勝手悪しく差し替え秘術を施さんとする間に、は満身の力にて釣り出しの勝は満場の大喝采暫し鳴りも鎮まらざりし。
小錦谷ノ音は、立ち上りの出鼻をは例の蛙掛にて巻きたるをも耐うれば、廻り込まれて見苦しき敗を取らんを慮りてアビセ掛けたればと同体に流れの方早く落ちたりとてに団扇を揚げたるより、物言い付きて預りとなり星は五分五分なれど、の方仕掛けたるが勝と見て可なり。
・(中入後)鬼竜山は左四ツ、は寄り切り勝を占む。
岩木野小天龍は、小天の左差しをは巻き左咽輪に懸け、小手掛を試みしが効かず、小天もまた出し投げに行くも効かぬよりは蹴返しを見しも又効かず、競り合ううち小天に痛所ありて引分となりしは中々の相撲にてありし。

十両で土付かずの松ノ風、人気に溺れているらしいですが(笑)力量はあるようで全勝キープ。同じく十両の鳴門龍は前日は前頭5枚目の越ヶ嶽を破って勢い付いていましたが新入幕の鶴ヶ濱に完敗、鶴ヶ濱は幕内初白星。先場所復帰した一力は気合相撲、復調してきたようで快勝でした。好取組は新大関朝汐と梅ノ谷の一戦、元気者同士でしたが若い梅ノ谷がマワシを取らせない技術も見せつつ豪快な吊りでの勝利でした。

明治31年夏場所星取表

東前頭10・増田川牛之助、東前頭11・北海大太郎
スポンサーサイト

テーマ:大相撲 - ジャンル:スポーツ

【2013/01/15 20:52】 | 大相撲 | コメント(0) | page top↑
<<明治31年夏場所六日目 (朝日新聞/明治31.5.21) | ホーム | 明治31年夏場所四日目 (朝日新聞/明治31.5.17)>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。