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明治15年春場所9日目 (東京横濱毎日新聞/明治15.1.24)

・一昨日、回向院九日目の相撲は相変わらずの上景気にて。
・番数の内、西ノ海日本錦は何にせよ段違いの相撲ゆえ西ノ海の右手が入るとすぐ「スクイナゲ」にて西ノ海の勝。
勢イ常陸山は十分の気合にて立合い、二ツ三ツ刎ね合い土俵一杯に荒れ廻りしが、常陸山は右手を差すやいな直ぐに寄りて常陸山の勝ちしは勢イの差し負けとも言うべきか。
上ヶ汐出来山は双方左を差して組合いしが、出来山は差さんとする機を上ヶ汐は腰を入れて「投ゲ」を打ちしに、出来山は美事にきまり上ヶ汐の勝。
浦風千羽ヶ嶽は引分。
武蔵潟鞆ノ平は手間いらずに立ちしが、鞆ノ平は左を差し武蔵潟は此の手を巻き相手の右手を受け、鬼力を出だして押し切らんとせしを、鞆ノ平は右手をほどきて前袋を取り引きしに、双方の体入れ替わり既に鞆ノ平は土俵の端に廻りしを、武蔵潟は一杯に寄りて押し切らんと進む機に乗じ鞆ノ平は前袋の手を放し差し手をこじて「スクイ」たるに、武蔵潟の体前へ流れ踏み切り、鞆ノ平の勝。
若島司天龍は穏やかに立合い二ツ三ツ揉合いしが、司天龍離れて突掛けんとし或いは押さんとし、若島も彼方へはずし此方へ引きてあやなし居りしうち、司天龍は左足を一足踏み込みて左手を差す機に若島は此の手をたぐりて体を捻りしに、司天龍の体左へ流れて仰向けに倒れ若島の勝ちたるは「ヅブネリ」の一手と知られたり。
・(以下中入後)稲ノ花稲川は、難なく立合い四ツとなり揉合いしが、稲ノ花は勇気十分に烈しく相撲を仕掛け土俵の中央にて一釣りしが、稲川は足を働かせ足を地に付けんとするに、稲ノ花は其のまま持出しかね一旦おろして彼方此方へ持ち行き、遂に釣出して稲ノ花の勝。
高千穂桐山は気合よく立合い「右四ツ」となり揉合いしが、上手廻しに掛かりたる左手を逆に持ち替えるとひとしく差し手を抜き左手にて引き廻せしに、桐山は左手を砂に突きそれより体を落として高千穂が勝。
柏戸緋縅は双方気合よき力士ゆえ、はでやかに立合いしが緋縅は相手の左を引張り込み振り廻して相撲にせんと双手を掛けて振り切らんとするを、柏戸は巧みにも右手にて相手の左手を殺しければ緋縅は落ち着きて息を入れようやく敵の疲るるを待ち、ぢりぢりと押して寄るに柏戸は堪らず後へさがり踏み切り緋縅の勝。
手柄山高見山は落付きて立合い二ツ三ツ刎ね合いしが、高見山は手と手にて渡らんとすれども手柄山は「手車」を恐れてか手を組まず離れてにらみ合いて居るを、高見山はいらちて引くやら突掛くるやら烈しく相撲を仕掛くるに、手柄山も受けかね寄りて組みたる時、水の入り手柄山の方に痛みありて引分。


鞆ノ平は最後まで大活躍、8勝で幕内最優秀の成績を収めました。特に表彰や賞品があるわけではありませんが・・・給金は上がったことでしょう。序盤不振だった大関若島も終盤は三役力士を連破して意地を見せました。武蔵潟は前日と同じような逆転負けを喰ってしまいましたが、体が大きいだけに多少もろい部分があったのかも知れません。

明治15年春場所星取表

西前頭1・鞆ノ平武右衛門
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テーマ:大相撲 - ジャンル:スポーツ

【2006/07/19 23:41】 | 大相撲 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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