スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | page top↑
明治30年夏場所5日目 (東京朝日新聞/明治30.5.21)

○回向院大相撲
・昨日(五日目)は数番の好取組ありしため午前より大入にて、殆んど立錐の地なき程なりし。
金山北国は寸違いの角觝なれどはよく防ぎて残したれど、遂にのもたれ込みに敗を取る。
最上山鉞りは、鉞りの差し手を片閂に掛け振り出さんとする時、はウンと力を入れて押出したり。
八剣万力は、突合いの左差しをは上手より釣り舟に行きしが、万は体を退きて防ぐより再び寄りて右外枠にて押出したり。
淡路洋境嶽は、右筈にて寄るをは土俵際にて耐えるをはここと右に小股を押せばは陰嚢の痛みに負を取る。
常陸山松ノ風は、今日の好取組にては位定めの場所なれば念入て立上るかと思いの外、は立ち後れながらの左差しを撓め苦なく引落したる腕力は実に観客を驚したり。
熊ヶ嶽御舟潟は、の左差しにて寄倒したるを御舟はウッチャりしと物言い付けて預となる。
勝平若島は、右四ツになるやいなは引寄せて釣りしを、は足癖にて防ぎしが遂に持ち出されたり。
笹島横車は、は左筈にて寄り倒しの勝は飽気なし。
雷山唐辛は、立ち上りはハタキの足取り共に残り、が腰投げ打てばは蹴返さんとするに、両力士は必死に働き遂にが合掌にて捻らんとするをはもたれ込ての体は潰れたり、この相撲面白し。
高見山不知火は、不知の左差しを泉川に撓め出さんとアセルを不知は預けて土俵際に行き右の手を太股に掛け寄倒して不知の勝は巧者にて、の泉川は無理の手なり。
外ノ海鬼ヶ谷はアッと立上る気合の鋭くの歯がの左眉毛の上に衝突して血潮は迸りては満面には背に血の滴りしより、行司は直ぐに痛分となしたるが、は歯を一本折りは三分余の傷を負いたり。
増田川鬼鹿毛は、突合いは二三度張りて付け入らんとするも、はよく防ぎて手四ツとなり又烈しく突合い、は突損じ腰砕けての勝は拾いものなり。
玉龍高浪は、右差しにて投を打ちしが力の足らぬよりの左差し右差しにてモリ返されて土俵を割り、の勝は上出来なり。
大纒天津風は、は左四ツにて釣りつつ寄り切りの勝。
若湊小天龍は、突合い引落しての勝は一分間。
逆鉾海山は、満場の喝采に両力士は悠々と場に上りて念入に仕切りて立上り、は右差しにて寄るをは一寸体を引くかと見る間に小手投げ極りて美事海山の勝は思いしより飽気なし。
小錦荒岩は当日の眼目なりしが、アッと立ち上るやのケタグリ極りての体は横に倒れたり、その疾きこと観客はの倒れしを見たるのみなり、この手は一月場所と同じ取口なりと。

場所の人気は高まってきて上々の入りです。境嶽は股のあたりを押されて陰嚢の痛みとともに土俵を割りました(;・ω・)外ノ海と鬼ヶ谷は流血の痛み分け、こちら二人とも痛そうです(;・ω・)逆鉾と海山は好取組、キャリアと腕力の差でしょうか海山に軍配です。荒岩は小錦に2場所連続で勝利。先場所は小手投げで勝っていますがいずれも立合いの素早い動きで勝利、スピード相撲で鳴らしてきた小錦にも陰りが見えているのでしょうか?紙面の都合で欄外となりましたが鳳凰は松ヶ関に不覚、全勝がいなくなってしまいました。

明治30年夏場所星取表
スポンサーサイト
【2009/09/10 22:52】 | 大相撲 | コメント(0) | page top↑
<<明治30年夏場所6日目 (東京朝日新聞/明治30.5.22) | ホーム | 力士高ノ戸の事 (東京朝日新聞/明治30.5.21)>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。