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明治30年夏場所2日目 (東京朝日新聞/明治30.5.16)

○回向院大相撲
・昨十五日(二日目)は朝から好天気の上に二三連中の総見物ありて八九分の大入を占めたり。
谷ノ川淡路洋は、の出はなをハタキての勝。
御舟潟は、御舟の注文下手をは防ぎ喉輪にて押切りの勝はよく働きたり。
境嶽岩戸川の泉川にて寄るをは土俵の詰めにて蹴返しの勝。
鶴ヶ濱玉風は、の右差し左筈にて無二無三に押寄するを耐えつつ土俵の際にて寄返し、上手投げにての勝は大手柄。
若島笹島は、の諸差を閂に絞りて撓め出さんとすれば、は全身に力をこめ絞られながら体を任せて遂に押切りの勝は注文通り。
唐辛岩木野は立上り右の相四ツにて挑みしが、の腰投げもは残して押切らんと寄るを、も残して上手詰か取り引寄せ釣らんとするより、は体を任せて外掛けに行くをは引き外してまた左四ツになり、双方気合を謀りて挑む勢なきより水となり、のち取り疲れて引分は大相撲なりし。
天ツ風松ヶ関は、天ツは左差に右筈に行くをは左を巻き右は下より攻め上げしより天ツは下手を首に巻きて捻り倒さんと寄りつつ遂に土俵際にて極りしが、同体に流れしと物言い付きて預りとなり、星は五分五分。
荒岩當り矢は、の左差しを撓めて押切らんとアセルもは必死に防ぐより右四ツの左前袋を取りて引落さんとするを、は身を軽くして防ぎたれど、またもの撓めにて体は浮きて遂に土俵外へ持出さる。
不知火源氏山は、の右差しにて苦なく押切らる。
大砲大纒は、左四ツの右差しにて下手に組入り隙を窺えば、は右を差して寄るをは寄られながら外無双にての体は危うくなりしが、体の重量に寄り返されての負は惜しむべし。
狭布里朝汐は、は一押しに押来る勢いに狭布の腰砕けては上より押潰さんとする時、狭布は耐えて肩無双を切りて見事の体は左に落ちたり。
大戸平外ノ海は、大戸の泉川にては危うく残りて左差となり、大戸は二本差しにて寄り倒し大戸の勝。
鳳凰増田川は、立上りの突手にの体はケシ飛んだり。

○小錦織の贈り物
・備前田の口港、西原合名会社は力士小錦を贔屓にするより、その製造する帯地に「小錦織」と命名せしほどなるが、今度横綱一周年を祝して団扇一万本を小錦へ贈与せり。

二日目です。前場所1勝7敗と大敗した楯甲は若嶋と改名しています。のちの大阪横綱となる力士ですがこの時まだ21歳、若さのためか思うように勝てません。入幕2場所目の荒岩、小結復帰の大炮、復活を目指す大戸平、大関鳳凰と西方注目の4人衆は快調に連勝です。小錦も勝ち。速攻が身上の小錦は人気もかなりのものだったといいますが、その人気の象徴として現在でも語られる「小錦織」は備前の産でしょうか。田の口港のある児島は現在でも繊維の街として知られています。
児島田の口(一路一会)

明治30年夏場所星取表
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【2009/06/29 21:54】 | 大相撲 | コメント(0) | page top↑
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