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明治30年春場所千秋楽 (東京朝日新聞/明治30.2.19)

○回向院大相撲
・一昨日(十日目)は強風及び千秋楽のため観客少なかりしが、好角家は例によって多かりし。
宮ノ浦祇園山は、突き合いしのちハタキ込んでの勝。
栄嶽北國は、右相四ツにて釣り合いもたれ掛ての勝。
松ノ風雷ノ音は当日の好取組にて、の飛び付きをは左差しにて受け、は右四ツより左四ツとなりが下手投を打てばは襷に反りを打つも極まらず、また相四ツとなり遂にが釣ってもたれ込みたり。
鶴ヶ濱鉞りは、の右差しをが泉川にて持出したり。
岩戸川淡路洋は、突合てのち淡路が左筈にて押すを岩戸は撓めつつ上手投を打ち、次いで矢筈に仕替えて迫るを、は引き外して飛び廻り自ら土俵外へ足を踏出しぬ。
御舟潟雷山は、御舟の左筈にて暫し競り合いが引落すか捻るかせんと窺うも御舟は逃げ構えにてこれを防ぎながら足を取らんと狙ううち、は落すと見せて突出したり。
・中入後、高見山は、の左差しは苦もなく泉川にて撓め出しの勝。
勝平八剣は、が左差しにての右を防ぎしが遂には左差しの内掛にて倒し団扇はに上りしが、同体に流れしと物言い付き預りとなる。
・(是より三役)笹島黒岩は、右相四ツにての左筈をが巻投げの打合いよりは首投を打ちしも極まらず、遂にが下手投にて勝を占めたり。
稲瀬川熊ヶ嶽は、直ぐに突合いの大相撲となり稲瀬の左筈をは右巻きの左筈にて挑みしが、稲瀬の振り出しにての負となりぬ。
梅ノ谷岩木野は、好相撲にての左筈をは右にて寄倒しの勝にて目出たく千秋楽。

千秋楽、十両の有望力士が次々と登場しますが高見山が幕下ホープの甲(かぶと)を下して8勝目、十両では最優秀の成績です。ここまで土付かずで来ていた黒岩(くろいわ)は投げ負けて初黒星。しかし新入幕有力となる好成績です。十両の業師・勝平は今場所好調で5点の勝ち越し。前半苦しんだ梅ノ谷は7勝目で怪童の面目を施しました。新入幕で大活躍した荒岩らと共に新時代を築いていく幕開けとなる場所でした。

明治30年春場所星取表

新聞掲載の十両星取表
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テーマ:大相撲 - ジャンル:スポーツ

【2009/06/09 23:03】 | 大相撲 | コメント(0) | page top↑
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