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明治30年春場所2日目 (東京朝日新聞/明治30.1.12)

○回向院大相撲(二日目)
・一昨日は案外早く雪空の晴れ上りしため予報の如く太鼓を廻さずして開場し、日曜客に満足を与えたれば朝のほどより景気よく近衛、蜂須賀の公侯をはじめ貴顕紳士も多く来観せり。
唐辛雷山は、の諸差しを閂に絞りつつ押出さんとするを、は絞られながら体を落して抜替えんとせし体の浮きへがすかさず突張っての勝。
鬼鹿毛岩木野は、立ち上るや否やの首を引締め合掌捻りにて見事極まり団扇はに上りたるが、に足負ありと物言い付き場所預り、しかし星はが取りたり。
大蛇潟千年川は、大蛇千年の右差しを巻き一時に寄り倒したれど、大蛇に踏切りありと物言い付き場所預り、星は大蛇潟
小松山若湊は、いづれも劣らぬ五分五分の相撲、互いに秘術を尽して闘いしが小松がやや取り疲れたる気色の見えしを、は付け入り得意の突張りにて西溜りへ突き落したるは大手柄。
谷ノ音大纒は、は立ち上りざま右手に敵の首を巻き内掛りにてもたれ込むを、は一寸耐えて体を引き返したればは力余りて掛け倒れの勝。
源氏山高浪は、左四つに渡ると見えしがたちまち下手投にての勝は是非もなし。
海山横車は、例の釣りを試みしがの土俵馴れしにはいかで利くべき、はたちまち左内枠にて寄り出したり。
鳳凰外ノ海は、の右差しをは片閂にて絞上げ、時分は良しと突出したる鉄砲には木の葉の散る如く東溜へ舞下る、片方は売出しの大関ゆえまづ当然なり。
・(中入後)楯甲熊ヶ嶽は、互いに突合い渡り合い投げと押しとに気を急きしが、は病後未だ快復せざるより寄られての勝。
梅ヶ崎越ヶ嶽は、は狡猾にも化粧立ちをそのまま飛び込みしより、は油断にマッタを云う間なくそのまま取組みたれば不勝手なるに引きかえは充分の余力あり、の左手を手繰りつつ廻り込んで左片外しにて押出しの勝は悪し。
小天龍逆鉾は、二三合突き合いしがたちまち突出しての勝。
大砲不知火は体躯長短の差は弓と弦の如く、上より大砲が押潰さん勢いなれど不知火も流石に剛の者、頭を敵の腹へ当て右差しにて押出さんとするを、大砲は小僧めと云わぬばかりに寄りての勝。
響升狭布里は互いにマッタ十数度、観客倦みたる頃立上りエイエイ声も僅かにしては両筈に確と構え、ただちに押切りの勝。
荒岩朝汐は、は幕に入りし元気よく朝汐も威勢よく仕切ての立上りたり、当日中第一の見物にて互いに突合いは隙を見て腕廻しか小手投に行かんと試みしが、は油断なく体を守り居ればは突貫して諸差となり攻め付ける、は閂に受け止めつつ釣出さんと試みる、はコハ仕損じたりと右を抜替えんと体を後へ引く時、はもたれ掛かりの勝は大相撲なりし。
大戸平當り矢は、當り飛上りて敵の気をいらだて呼吸を計って飛込むの得意を試みしが、相手は場馴れの大戸平一向平気にて両筈にて喰い止め、苦もなく押倒して大戸平の勝。
小錦鬼ヶ谷は、何の苦もなく突き出して小錦の勝にて目出たく打出しぬ。

谷ノ音が河津掛けの失敗で敗れた以外は役力士安泰、いずれも強い内容でした。特に荒岩の挑戦を受けた朝汐、堂々たる大相撲で三役の貫禄を示しました。先場所休場でまたも平幕に落ちた大砲、豪快さは健在です。期待されながらも故障が多く、今ひとつ影の薄い感じがありますが、今場所はやってくれるでしょうか?

明治30年春場所星取表
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テーマ:大相撲 - ジャンル:スポーツ

【2009/01/19 15:28】 | 大相撲 | コメント(0) | page top↑
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