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明治15年春場所5日目 (東京横濱毎日新聞/明治15.1.19)

・昨日回向院五日目の相撲は早や顔触れも追々とよくなるゆえか見物人は無慮五千余に及びたりと。
・番数のうち立田野若山は、立田野は十分に落着き相手を堅くして十分の所と立たんと構えしに、若山は立声を掛けて突掛け立田野は後れて見えしが、利き手の左が入りしを得たりと声を合わせしに、何分若山は十分の手なれば一杯に寄りたるに、立田野は土俵に足を掛けて堪えしが、屏風倒しに重なり落ち見事に若山の勝。
稲の花大達は、大達の右手「廻し」へ付くと其のまま「釣り出し」て大達の勝。
荒虎清見潟は双方名代の荒力士、いや味なく立合いしが清見潟は例になく声も出ださず突掛けしが、荒虎は少し立ち後れしや、後ずさりして土俵へ足を掛けて堪ゆるを清見潟はすかさず一本突張ると荒虎は受けかねて踏切り清見潟の勝。
上ヶ汐鞆ノ平は立合うとすぐ鞆ノ平の「腰投げ」に掛かりて鞆ノ平の勝。
武蔵潟千羽ヶ嶽は「四ツ」になりしが、「釣り」比べをして居たりしが名代の寸延び、殊に右手は上手より廻しに掛かりしゆえ千羽ヶ嶽は「釣り」負け、武蔵潟の勝。
高千穂高見山は双方むつかしき相撲ゆえ綿密に立合いしが、二ツ三ツ揉合いて高千穂は二本差せしかば其のまま金剛力を出して一杯に寄るに、さすが足腰のたしかなる高見山もたぢたぢと後ずさり土俵へ足を掛け腰を反らせ既に高見山の負けと見えしが、さにはなくて高見山はエイと一声右手にて相手の背中を打ちて気をくじき、左手に相手の右手を巻き右腕を相手の首に搦み右足を一足踏み込みて体を捻ると見えしが、高千穂の体はもんどりきって倒れしは是れ「首投ゲ」の一手とは知られたり。
・(以下中入後)西ノ海常陸山は、双方血気さかんの年栄えゆえ花々しく仕切り、ヤッと言う声もろとも立上りしが、常陸山は上手より廻しを取り左を差して、右にて突っ張り一杯に寄りたるに、流石の西ノ海も三足ほど退きしが、西ノ海は左を差して廻しの手をほどき、押し切る所を常陸山は「足クセ」を巻きしかど利かず、西ノ海は差し手を利かせ腰を入れて捻りしにぞ常陸山の体落ちて西ノ海の勝。
入間川井筒は気合よく立合い、二ツ三ツ刎ね合い井筒が下へ抜けて足を取り、あびせんとするを巧みにも入間川は土俵を廻りしが、井筒はすかさず突張りしにぞ入間川は踏み切りて井筒の勝。
浦風出来山は立合申し分なく、出来山は右にて廻しを取り左も差し十分の手となりしかば、其のまま「やぐら」に掛け、反りながら体を捻りしかば浦風の体は早くも地に落ち出来山の勝。
手柄山緋縅は立派に立合い、緋縅は右を差し左に相手の右手を抱えて押し切り、手柄山は押されて土俵に足を掛けて反り、差されし手を引き、差したる手を利かせたるに二人の体は屏風倒しに落ちしが、此の時緋縅の体は手柄山の体の上を超えて地に落ち、手柄山の両足は土俵に在りしは見事に「打ッチャリ」て手柄山の勝たるなり。
柏戸司天龍司天龍の勝。

寸延びとは長身ということのようですね。吊りを得意とする千羽ヶ嶽(ちばがたけ)ですが209cmの武蔵潟を吊ろうとするとは凄い(;・ω・)全体的に見るとこの日はずいぶん色々な技が飛び出て、見ごたえがあったことでしょう。立田野(たつたの)という力士は引退後しばらくして甘味処のお店を開き、そのお店は名店となり現在まで引き継がれています。おいしそう( ゚ω゚)=3
銀座立田野ホームページ

明治15年春場所星取表
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テーマ:大相撲 - ジャンル:スポーツ

【2006/07/15 19:36】 | 大相撲 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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