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明治28年夏場所7日目 (東京朝日新聞/明治28.6.13)

○大相撲
関ノ音小天龍は、立上り烈しく突き合いが張り手にて突き立て来るを小天は廻り込む途端、の後を抱きて逆投げ小天の勝。
雷山高浪は、左四ツ上手下手にて揉合いが上手投げを打ちは倒れ、其の際も土俵を割りしが団扇はに揚げしも物言付き預りとなる、但し星はにあり。
若島一力は、名乗り揚がるや拍手の裡に気合よく立上り双方烈しく突き合い、が一生懸命に突き立てしときはアワヤ土俵を割らんとせしも辛く残りて、左筈にて鋭く押し立ても危く残りしが、すかさず外枠にて遂にの勝は大喝采なりし。
出羽ノ海鬼ヶ谷は、突合い突き出しての勝。
鉞り小松山は、突合いは左筈にて押すを小松は残りて突き合い、は左を差し右に前袋を取るを小松は敵の差し手を絞りつつ互いに動かず水入後、小松が一寸寄りしも動かず遂に引分となる。
北海鳳凰は、立上り左を差し寄り切っての勝。
越ヶ嶽大砲は、が無造作に立上るをはすかさず右を差し左に敵の前袋を取るを、も右を差し左に敵の差し手を絞りつつ寄るを、は額を当てて堅く防ぎたればは差し手を抜き閂にて締め付け揉み合い、水となり後再びつがいは上手にて三つを引かんとするをは巧みに腰を振り取らせざればも右を当て寄らんとすれどもよく防ぎ遂に引分。
・「中入後」鉄ヶ嶽唐辛は、右四ツが釣らんとするを残りて挑み合い、水となり後再びつがいしも勝負付かず引分。
狭布里鬼鹿毛は、狭布左を差すをは其の手を取り小手投に行かんとするを、は堪えて残り寄り切って狭布の勝。
天津風大蛇潟は、立上り大蛇左を差すを天津は其の手を泉川に撓めしも利かず、大蛇は双差しとなり寄るを閂にて防ぎしも、効なく天津の負け。
高ノ森大纒は、突合いが一本背負に行かんとせしも効なく二本差し寄り切っての勝。
若湊大碇は、突合い右四つ寄り切りの勝にて打出し。

○一昨日(六日目)
鳳凰西ノ海の勝負は、が辛く廻り込む際すでに踏み切りありしを行司始め検査役が心付かず、式守伊之助は失策の責を引き三日間遠慮をなし検査役阿武松尾車伊勢ノ海の三名は辞職を申出で事落着に及びたりと云う。

3連敗で壁に当たっていた越ヶ嶽、絶好調の大砲をついに止めました。と言っても引き分けなのですが、この力の入った内容で引き分けならば賞賛に値するでしょう。大砲と同じく全勝だった海山は相手が休場のため取組なし。不戦勝制度が導入される30年ほど前の時代です。ところで前日の西ノ海と鳳凰の一番ですが、記事には記されていませんでしたが結構な騒ぎとなっており、行司の休場や審判の辞職まで飛び出しています。当時一番の権力を誇っていた高砂が自身の部屋の西ノ海のために猛烈な物言いをつけたと言われ、その権力の濫用には不満を持つ者も多かったといいます。しかしながらこういった事件は大相撲近代化への布石となっていきます。

明治28年夏場所星取表
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テーマ:大相撲 - ジャンル:スポーツ

【2008/05/14 00:16】 | 大相撲 | コメント(0) | page top↑
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