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明治28年夏場所6日目 (東京朝日新聞/明治28.6.12)

○大相撲
大蛇潟鉞りは、立上り鉞り左を差すを大蛇は敵の差し手を巻込みて揉み合いつつ、鉞りは左に敵の前袋を取り右を差すを大蛇左にて絞りて互いに押し合い、水入後再びつがい鉞りは左を差し右に前袋を取り競り合い双方分けを待つものの如く、遂に望みの如く引分。
鬼鹿毛岩木野は、左四ツにて挑み合いが寄るをは残して小競り合い、水となり後が引落しを試むるをは逃げるはづみ後ろを見せたればは送り出さんとする一刹那、は危うく残り右四ツとなりは再び引落しを試み、又は釣りに行くを残して引分となる。
大纒天津風は、無造作に立上り天津の左差しをは泉川にて撓めるを、そのまま右を当て押し出して天津の勝。
大砲千年川は、二三合突き合い二本を当て押し切りの勝。
大碇響升は、突合いは敵の右を引張り込みながら廻り込む際、踏み切りての負け。
鳳凰西ノ海は、左四ツ西が無二無三に寄るをは辛く堪えて廻り込み、寄り切っての勝は満場の大喝采なりし、されど後に至りがその前すでに踏み切りありとて物言付き、預りとなる。
・中入後、高浪勝平は、は立上る一呼吸が敵の左上手を引き後へ廻り引倒し勝平の勝となりしが、高浪は待ったを掛けしとて物言付き預りとなる、されど勝星は無論にあり。
一力出羽ノ海は、激しく突合いの突き落しを危うく残し左四つとなり、大荒れに荒れ捻りての勝。
小松山玉龍は、右四つが烈しく寄るを小松は土俵際に踏み止りウッチャリて小松の勝。
海山越ヶ嶽は、左四つにて下手投げ美事に極りの勝。
谷ノ音若湊は、左四つ下手投げにての勝。
大戸平北海は、右筈にて押出しの勝にて大喝采声裡打出し。

○従軍力士の一行
・さきに彼の相撲年寄君ヶ濱の勧めに依り近衛担夫となりて征清大総督府と共に戦地へ出張したる三十六名の力士どもは、其の後大総督府の凱旋するには従わずして更に金州より便船に搭じて樺山総督の一行と共に台湾へ赴むく事となり、目下彼の地に在りて従軍中なるがいづれも無事息災なりとい、また此の一行が金州出発の際には小松総督官、北白川師団長官、野津第一軍司令官、山地第一師団長の方々より金三百円と清酒三樽とを餞別として下賜せられ、こよなき面目を施してめでたく出発したる由。

西ノ海は調子が上がらず黒星に近いような内容、また休場してしまうのですが結果的にはこれが現役最後の一番となります。大砲と海山は好調を維持して全勝。日清戦争に出征した力士達は無事で、すぐには帰国しないようですが成功を収めて大相撲のイメージアップに貢献してくれました。

明治28年夏場所星取表

東前頭5・越ヶ嶽作之助
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【2008/05/09 08:59】 | 大相撲 | コメント(0) | page top↑
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