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明治28年春場所4日目 (二六新報/明治28.1.17)

○回向院大相撲
・昨日の四日目は地獄とやらにも釜の蓋の開けてどんたくをすると云う賽日、殊に藪入り子供の朝まだきより今日を限りと詰掛けたれば、はや正午頃には立錐の地も余さざる程の大入なりき。
升ノ戸天津風は、立合にがさしたる左の手を泉川に撓めて撓め出し。
越ヶ嶽両國をハタキ込み。
唐辛海山は、立合にの差したる左に海山片貫抜を掛けて絞り上げ、辛子のこりゃ堪らぬとためらう所を逆に捻りて残る機会、は右に前袋を取り体を落して一生懸命に防ぎて二三合攻め合うと見る間に、海山敵を起こして右を差すやいな烈しく攻め立て辛子の体を土俵際に入替えんとするとたん、捻りて見事に突落したるは中々の大相撲。
大纒北海は、左四ツに組み北海寄り切て勝。
鳳凰朝汐は、両人ともこの一番の大事にかけしと見え仕切りたるまま容易に立上らず時間を費す四十分余り、ようやくにして立上るやいな鳳凰左を差して横みつを引く、朝汐上手に廻しを引きつつするどく土俵際により進み、の踏み堪える所をかさにかかりて寄り倒したれど、いまだの体落ちざる先にに踏み出しありと西溜りより物云いを付け、検査役共協議の末ついに預りとなる。
大碇今泉は、烈しく押合い押切ての勝は見栄え無き相撲。
鬼ヶ谷西ノ海は、立合にがささんとする左を取て例の泉川に撓めんとするも、はその手はいやだと引ぬいて又も左をささんとす、西はなんの面倒なと云わぬばかりの面持ちしつつ両の二の腕を取って横薙ぎ出す。
・中入後、鉞り一力鉞りの左さしに一力右手を引かけ左を矢筈に掛け、揉み合い水入りて引分となる。
鬼鹿毛高ノ森は、左を差してより切り。
小松山若湊は、突出しての勝。
梅ヶ崎大達を突出し。
出羽ノ海外ノ海は、突き合って出羽突負けすでに危うかりしが辛く残して、今度はあべこべに出羽より突き掛け遂に突出して出羽の勝。
小天龍千年川は、手先に競り合い押出し千年の勝。
谷ノ音響升は右四つの廻し引き、互いよらば釣らんと競り合いが釣らんと体を寄せて来る所を、が右の内掛けにてもたれこむ。
大戸崎小錦は、左四ツに組み二三合挑むうちがよらんとするを大戸の防ぎ止めんとせし時、の外掛して巻き倒す。

朝汐vs鳳凰は好取組、待ったの多い力士ではないと思いますが仕切りに四十分もかかったというのは双方がこの勝負にどれだけ賭けていたかの表れでしょう。朝汐が優勢に攻めましたが鳳凰の粘りに遭って預かり。現在なら取り直しとなって場内盛り上がる場面でしょうか。ともあれ両力士の気迫が垣間見える取組でした。かつての名大関・大達は新入幕の梅ヶ崎に敗れて翌日から休場、いよいよ老境の極みを感じます。谷ノ音が得意中の得意である足技で勝てば、小錦も負けずに足技を決めて結びを締めました。

明治28年春場所星取表
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テーマ:大相撲 - ジャンル:スポーツ

【2008/02/27 23:07】 | 大相撲 | コメント(0) | page top↑
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