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明治26年春場所7日目 (毎日新聞/明治26.1.20)

○回向院大相撲
・昨日六日目の同相撲は、大戸崎大碇大戸平朝汐などの取組が呼び物となりて朝来観客の足取り繁く、正午頃に至りては早や普通場所売切りし程にて徳川公、板垣伯、米田男等を始め貴衆両院の議員諸氏をも見受けたり。
響矢小松山は、左四ツ小松は一寸と釣り身を見せしには爪立ててこれを防がんとするを、体を預けヨリ倒して小松山の勝。
大纒知恵ノ矢は、左四ツ首を巻きて隙あらば例の足クセを巻かんとの結構なれば、は上手を引きても容易に付け入らずただ敵の足を恐るるのみにて、更に果てしなければ検査役は水を入れたり、しかして前の如くつがいしが今度もまた挑まざれば観客あくびをなすより其のまま引分とはなれり、力士も相撲半ばに観客のあくびを招きし如きは少しく不名誉ならずや。
今泉鬼鹿毛は、左四ツは上より絞りて足クセを巻かんと仕組みしも、敵が素早く攻め来りしを以て遂にヨリ切りて今泉の勝。
鞆ノ平出羽ノ海は、右四ツ投げの打合いをなして、水入りてのち少しばかり挑みて引分となせしが、老力士なれば観客は疾く合点せり。
響升大泉は、両力士とも立合い汚なく満場の冷罵しきりなりし、ようやくにして立上り左差しヨリ切り響升の勝、同相撲はおよそ二十分にしてすもう時間は二分ばかりなりしとは、観客の迷惑。
達ノ矢若湊は、右四ツソトよりハズで攻付けヨリて達ノ矢の勝。
小錦司天龍は、立上るや司天敵の右を引張り込んだり司天にして此の動作をなすは大になす所ありしならんが、其のまま預けツツヨリ切りての勝。
西ノ海谷ノ音は、立合いに敵の首を巻き足クセ巻き倒さんとせしに、西はいつになく悠然として廻り込みしと思ううち手早く突倒して勝を得しは西関にしての技量か。
大戸崎大碇は、立上りは鋭く例の突掛けで攻め立れば、大戸も二三度これに当りしが敵しがたく剣の峰を渡りて逃げ廻りしを、逃してならじと疾風の勢いで突掛け来るを、敵に廻り込まれ踏切りて大戸崎の勝は満場大受け。
小天龍大蛇潟は、突出して大蛇の勝。
平ノ戸外ノ海は、足クセでの勝。
音羽山北海は、左差しで攻め来るをは一寸と開いて敵の背後に廻りし際、膝突での勝は粗麁な相撲。
大戸平朝汐は、立上るやは右を敵の首に巻きしを、ヤグラ投げ大戸平の勝で打出したり。

・落語家柳亭京枝及び幇間鈴木酒楽は、かねて相撲熱心なりとて昨日相撲協会より両人へ対し終身相撲木戸通券を贈りたり。

終身相撲木戸通券・・いいですね(;・ω・)落語家に幇間(たいこもち)と言うと粋な著名人という感じでしょうか、社会的に地位のある人や人気のある人をうまく招待して相撲界の権威付けや盛り上げに努力してきた功績は大きく、現在まで大相撲が長年続いている礎とも言えるでしょう。さて十両の大戸崎は連勝を重ねて注目を集めてきました、怪力の力士なのですが技術や素早さも兼ね備えた取り口のようです。結びの一番、全勝の朝汐でしたが櫓投げの大技を喰って初黒星。

明治26年春場所星取表
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テーマ:大相撲 - ジャンル:スポーツ

【2007/11/14 13:49】 | 大相撲 | コメント(0) | page top↑
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