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明治26年春場所3日目 (毎日新聞/明治26.1.17)

○回向院大相撲
・一昨日三日目の相撲は、日曜と云い朝来微風だもなきいと麗らかなる好天気なれば観客の足取り繁く、午前には早や場内立錘の地を余さざる程なりければ、にわかに桟敷を四隅に建て増し好角家は三四日前より付込みをなしたるも充分なる場所なく、岩崎彌之助氏の如きも割込に席を占めし程なれば普通不時の客には回向院門前より追い帰されし人少からず、実に近来の大景気なりき、貴顕方の内には硬軟貴族院議員近衛、徳川の二公は相睥睨席を占め、赤阪鎮台安藤則命氏は遙か彼方の桟敷にありて二公子の動作を窺うものの如く見えたり、其の他伊達、津軽、渡辺等の各議員はいづれも其の周囲に陣を張れり、衆議院の硬骨連には楠本、丸山、佐藤の各議員其の他米田男、水野書記官長等を見受けたり。
大纒大戸崎は、ヨリて大戸の勝。
勝平外ノ海は、左四ツは引付け釣り身を見せしに、足クセで防ぎしも送り出しての勝は是非なし。
高ノ戸天ツ風は、拍手喝采に迎えられ立上るやは素早く突張り行きしを、天ツ耐えてヨリ返したるとき浮足となりしを得たりと押切りの勝は満場どよめきたり。
若湊知恵ノ矢は、右四ツ知恵差し替えて二本差しとなり、諸に絞り撓め出さんとせしに、足クセを巻きたるを若無慮にも小手ナゲを打ちしが、突手ありて預り。
司天龍高浪は、右四ツ司天は左ハズで無残に攻め付くればは一生懸命に耐え、デバナをヒネりて司天の勝は見事見事。
響升鳳凰は、左四ツ無遠慮にもヨリ倒して鳳凰の勝。
達ノ矢大碇は場内人気立ちて見えたり、立上りは疾風の勢いにて得意の突張りはヒョロヒョロと逡巡一寸と耐えしが、なお進んで攻付け遂に突張りて大碇の勝は満場の拍手喝采場外に溢るるばかりなりし、記者は此の立合について大に不審を抱けり、なるほどの突張りは手強かりしがにしてヨリ返し得ざる事の出来ざる筈なし、又その余地もありし、しかるに難なくズルズルと土俵外に出でしは・・・・・・ハテナ。
小錦音羽山は、左四ツ下手ナゲでの勝。
西ノ海平ノ戸は、立上り西は敵の左を引張り込んで泉川で攻立てしも解いて二本差となり無闇とヨリを見せしに、西は耐えて撓めんとするをヒネりての勝は大受け、西の贔屓はいう、西関平ノ戸に於ける実にニガテなればなりと、呵々。
小天龍出羽ノ海は、一本背負いで出羽の勝。
小松山北海は、北海がヨリ来るをヨリ返して小松の勝。
鞆ノ平千年川は、右四ツスクイ投で千年の勝。
大蛇潟谷ノ音は、右の合四ツ大蛇釣らんとせしを足クセ防ぎたるも甲斐なく、ヨリ倒して大蛇の勝。
鬼鹿毛朝汐は、挟み付けてヨリの勝。
大戸平大泉は、左四ツヨリ切りて大戸の勝で打出したり。

岩崎彌之助さんは彌太郎さんを継いだ三菱の二代目社長ですね。日曜のためかなり多くのお偉いさんが来ています。西ノ海は平ノ戸に不覚、内容的にも完敗ですが相当な苦手なのでしょう、横綱昇進以後の対戦成績はこれで2勝3敗です。朝汐は好調で東方の三番手としての地位を確立しつつあります。
岩崎彌之助物語(三菱グループHP)

明治26年春場所星取表
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テーマ:大相撲 - ジャンル:スポーツ

【2007/11/05 21:22】 | 大相撲 | コメント(0) | page top↑
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