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明治25年夏場所7日目 (毎日新聞/明治25.6.14)

・昨日七日目は相変わらずの上景気にてありし。
高ノ戸大碇は、立上り敵の諸手をサラウと同時に突入りければ大碇は少しく狼狽の体なりしが、体を斜に避けて逃げ廻りしをは逃がさじものと追い行きヨリ切らんとするを、廻し込んで右差しヨリて大碇の勝はあっぱれあっぱれ。
大纒大達は、立上りざまは敵の頬をシタタカに打ちたり、しかるに傲慢なる大達なればイカデこれを怒すべきたちまち満面朱を注ぎ憤然として打ち返し、手車となるやは振り解きツツ付入り右差し無残にも手強く突倒して大達の勝は立派なりし。
今泉司天龍は、左四ツ解れて今二本差しとなりは上手を引いて敵がヨリ来れば出しナゲで防ぎ、揉み合ううち水入りのち左上手下手となりて組み合いしが果てしなく、引分は充分。
響矢出羽ノ海は、右四ツ揉合い水入りてのち、は敵の前袋を取りて釣りツツ攻め来るを、釣り返して出羽の勝。
鬼鹿毛達ノ矢は、釣り出して達ノ矢の勝。
鞆ノ平小錦は、突出して小錦の勝。
鳳凰外ノ海は、立上るや突倒して鳳凰の勝は大出来大出来。
大炮大泉は、丁寧に仕切り立上り二本差しとなりは右を絞り左手をアテヨラんとするを、は頭付となりて防ぎ水入り、のちは無遠慮にも敵を押さえ付けヨリ来たりしが、土俵際にて得意のウッチャりにて大泉の勝。
千年川知恵ノ矢は、右差しヨリて千年川の勝。
大蛇潟平ノ戸は、切り返して大蛇潟の勝。
大戸平朝汐はこの日第一の取組にて、殊に両力士とも未だ敗を取らざれば今日こそいづれかに土の付くならんと各贔屓連は安き心もなかりしが、力士は念入りて立上り左差しタジタジとヨリ付ければはこれをヨリ返しながら左四ツとなりて、はスクイを打ち残して挑み合い大相撲となりし時は満場鬨きたり、兎角するうち右四ツとなりて釣合となりしが、遂に釣出して大戸平の勝。
西ノ海谷ノ音は、突出して西の勝で打出したり。

この日は土付かず同士の朝汐vs大戸平、特に大戸平は今場所一気に昇進したわけですが期待に違わず、西方では孤軍奮闘と言えるでしょう。朝汐をも破って西方の第一人者を印象付けます。新入幕の大炮はついに5連敗と壁に当たっていますが、これでこそ大相撲の奥の深さと言えるでしょう。大炮の四股名ですが、基本的に「大砲」なのですがこの時期は番付に「大炮」と書かれたりしています。また読み方も現在は「おおづつ」ですが、当時の新聞のルビは「たいほう」と振られており、読み方が途中で変わった可能性があります。

明治25年夏場所星取表

東前頭8・大泉保吉
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テーマ:大相撲 - ジャンル:スポーツ

【2007/10/23 22:43】 | 大相撲 | コメント(0) | page top↑
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