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明治24年春場所3日目 (毎日新聞/明治24.1.13)

・昨日三日目は観客出盛りの頃尾張町の出火にて観客も如何あらんと思いしに、かなりの景気にて貴顕方の内には佐々木伯その他の方々及び府知事が好角家なりとのせいにや何時になき郡区長の総見物をも見受けたり、もっとも鈴木、奥倉の二区長は好角家の部分なればあえて珍しからず。
北海鬼ヶ谷は、は例の突掛けに来りたれば何かは以て堪ゆべけん、の体は崩れてヒルム所をは付入り再び突張らんと進み来るを、早くも立直し体を変じて反対に突張りて北海の勝はヨシ。
響升鬼鹿毛は、外掛けモタレ込まんとせしを金剛力にてヨリ倒し響升の勝。
一ノ矢谷ノ音は、立上りは手強く突掛るをは土俵際で踏み止まり諸差しとなりて無二無三に寄せ返したれば、は上より押さえ再び押来るをヒネリて谷ノ音の勝は得意顔に見えたり。
八幡山朝汐は、左差しヨリて八幡の勝。
鞆ノ平小錦は、跳ね廻て突掛るをはヨイショと突出したるにの体は転々して土俵の下へ落ちての勝、は顔をシカメながらかく見事に負ければ心地よし、嗚呼の力量恐るべしと云いしは愛嬌もの。
海山達ノ矢は、立上り突合いは一寸とハタキしがは左差しでヨリ行きしを、敵は防いでヨリ返せしかば首投げを掛けしにはかろうじてこれを防ぎ、なおヨラんとするを押潰しての勝は前日の手際と云いまづ元気なる方なり。
若湊出羽ノ海は、丁寧に仕切り立上り右四ツにつがい出羽は力に任せヨリ行くをはすでに土俵わずかとなりしかば上手ナゲを打ちしが、かえりて下手ナゲで打返し出羽の勝。
大泉楯甲は、当日第一の角觝なれば如何あらんと思ううち、右四ツより相四ツとなりて互いに仕掛け来らばと云える気組みなりしが、いづれも軽々しき挙動なく睨み合いの姿となり、は少しく当りしも水入りてのちは双方大木の如く少しも動かず、其のまま引分は遺憾なりし。
千年川剣山は、敵の二本差しを諸に絞り極めんと持行きしを、千年外掛けに防ぎ解かれては左を差さんとするうちヨリて千年川の勝。
西ノ海平ノ戸は、敵の左差しを引張り込み例の泉川で西ノ海の勝にて打出したり。

尾張町は現在の銀座のあたり、当時から栄えていたようです。火事でもお構いなしで相撲見物の区長連(;・ω・)さて土俵は前日に思わぬ金星配給となった西ノ海がきっちり勝ち、小錦も安定しています。主力となる力士が不足している西方は全体に黒星が目立ち、関脇八幡山と平幕の谷ノ音だけが難敵を破って3連勝と踏ん張っています。
東京尾張町之図(早稲田大学図書館)

明治24年春場所星取表
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【2007/07/17 21:23】 | 大相撲 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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