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明治24年春場所初日 (毎日新聞/明治24.1.11)

○回向院大相撲
・好角家の待ち構えたる一月大場所は、いよいよ昨日より初日となりしが今回は出精相撲等もありし事なれば、これを見物せんと初日にしては景気よき方なりし。
北海海山は、左差しに出掛け来るを上より絞り小手投げを打たんとして体の崩れしを付入り、ヨリて北海の勝は海山老いたりと云うべし。
谷ノ音大纒は、勢い込んで右を差したれば敵は一寸挟みて右四ツとなり、早く例のヤグラ投げにての勝。
今泉立嵐は、互角の力士なれば面白き角觝を取結ぶならんと張り肘をなす観客も多く見受けたりしが、力士は立上り突合い立嵐は敵の左差しを上より絞り、なお右をも差さんと種々に小手を働かするも、これ又防いで暫時睨合いの姿なりしが、は遂に二本差しとなり敵は聞こえし剛の者なれば諸に絞り撓めツツ遮二無二ヨリ切らんとする時、は二回まで下手ナゲを打ちしも残して揉合い、水入りてのちは掴みし敵の一重ミツが緩みしかば勝手悪しと小手を伸ばし充分にミツを引かんと少しく体の浮きしを、得たりと体を廻しヨリ切りて立嵐の勝。
高浪鬼ヶ谷は、がハヅンで突張り来るを十八番の引落しにての勝は手に入ったもの。
一ノ矢楯甲は、は力に任せ鋭く突張り来るを、はオサレながら逃げんとするも、其の隙なれば土俵際にて見事首投を打ちて同力士の勝と観客の過半は思いしも、すでに踏切りありて一ノ矢の勝は可笑し。
達ノ矢八幡山は、八幡腰を落しつつ勢いよく左を差さんと踏込み来りし時、はすこぶる危うかりしが一寸とはねて右四ツにつがい、八幡が釣身となりしゆえ防がんと外掛けに行きしも、少しく反り身にて掛けしゆえかえって腰砕け八幡山の勝は達関少しく注意せよ、およそ外掛けに行くは体を少しく敵にモタルル気込なければ能わざるなり。
小錦鬼鹿毛は、尋常の事にては到底勝を占めがたしと、かねて目算して土俵に上りしものか立上るやいな右手で敵の襟首を手強くハタクと同時に蹴タグリしが、敵は名にし負う体格重量の力士なればこれに掛らず、かえってが腰砕けタジタジとよろめく所を突出して小錦の勝は是非もなし。
西ノ海真力は、西左差しを引張り込み得意の泉川で西ノ海の勝。
響矢大則戸は、無闇に突張り来るを土俵際にて一寸とハタキ響矢の勝。
千年川平ノ戸は、立上り左四ツは少しく引付けヨリ来るを、足クセ逆ナゲにて千年川の勝。
朝汐鞆ノ平は、スクイツツヨリて朝汐の勝は当然。
筑波山司天龍は、筑波右差しにてヨリ来るを上より挟み押出して司天龍の勝。
響升高ノ戸は、突張りて響升の勝。
大泉若湊は、当日一二の取組なれば如何あらんと思ううち、は得意に突掛け行くをは少し反り身でマッタと云いながち左差しとなりければ、は構わず攻め付くるをヨイショとスクイ大泉の勝は呆気なし。
綾浪泉瀧は、左四ツヨリて綾浪の勝。
出羽ノ海剣山は、右四ツ引寄せヨラんとせし時、ヨリ返しながら右足を踏込みヨリて出羽の勝にて打出したり。

長年三役で活躍を続けてきた大鳴門ですが、先場所の大関昇進を花道に現役を引退してしまいました。また、最近は病気で休場がちだった剣山が出場。地位は「大関」の文字が消えて三役格の張出となっています。まだ本調子ではないのか、それほど難しい相手ではない出羽ノ海に完敗の様子。初日の殊勲者は立嵐(たつあらし)、十両力士ですが熱戦の末に今泉を破りました。この立嵐は最高位も十両という力士ですが地力があったのか、記者にも今泉と互角であると評されています。2年半ぶりに幕内として土俵に立った達ノ矢はいきなり記者から技術的指導です(;・ω・)

明治24年春場所星取表
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テーマ:大相撲 - ジャンル:スポーツ

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