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明治23年春場所4日目 (毎日新聞/明治23.1.9)

○回向院大相撲
・昨日四日目は非常の大入にて、貴顕には徳川公、蜂須賀侯、土方宮内大臣、芳川内務次官、時任折田の両県知事、安藤議官の方々を見受けたり。
若ノ川楯甲は、互角の力士なれば目覚ましき働きを見るならんと観客はいづれも張肘にて立合い如何にと注目するうち、仕切も造作なく立上り左四ツ、は上手を引いてヨラんとするをは敵の差し手を振り解きて隙あらば前袋を取らんとサグリ、敵も体を落してこれを防ぎ競ううち、は一二度投ゲを打ちしが残り水入り、のち前の如くつがいは再び敵の前袋をトラんとアセりしが取疲れ引分。
上ヶ汐真力は、立合いては例の突張りとなりて押行くを、も同じく突張りて押返し撓め合ううちは一ツヒネリたるに、はこれを残さんとして敵に背後を見せければは得顔に送り出さんと組付きしを、背後に手を廻し辛くもこれを防ぎ立直して突掛け行きたる早業は中々老力士とは思われざりし、されば力士は再び突張り合いハヅにて押切り真力の勝は面白かりし。
海山谷ノ音は、右四ツより合四ツにつがい互いに押し合い競ううち水入り、のち釣り合いとなりて引分。
響升嵐山は、立上りすぐさまは左を差さんと付入りしを、は泉川に極めしがは鋭くこれを振り払い左四ツ揉合い、差し手を解きヨリて響升の勝。
小錦司天竜は、観客の未だ立上らざるべしと油断するうち司天エンヤの声より早く右を差さんと疾風の如く付入りしを、は手早く押さえエー面倒と言える様子にて突放したるに、はなお懲りずして再び付入らんと来るを、又かとの一声右手にて一突小錦の勝となり、司天の体は土俵の中央より東溜り北隅の方へ飛出したるは如何なる力なるぞと満場の嘆賞。
大達若湊は、は例の通り突掛け行くをは仁王立にて素首落しにでも行くつもりか右手を敵の首に宛てたるも、は素早く付入りたればはこれを避けんとして踏切り若湊の勝。
西ノ海平ノ戸は、左四ツは足クセ巻倒さんとせしも其のままヨリて西ノ海の勝。
大蛇潟春日野は、大蛇の右差しを泉川にて撓めしは立派なりしが、敵は差し手を預け外掛けモタレ込んで大蛇の勝なりしが、春日はオレが早く外掛けに行けばよかりしとの様子見えたり。
出羽ノ海知恵ノ矢は、立合には右を差さんと付入りしを烈しく引張り込みしゆえ肩に掛かり一本背負いにて出羽の勝は意外なる早業なりし。
今泉真鶴は、左四ツは上手を引き一寸出し投げに行きしを、はこれを残し揉合いヨリて真鶴の勝。
北海鞆ノ平は、北海は少しく周章の体にて付入りしゆえ一ハタキにての勝。
千年川大鳴門は、右をハヅに当てヨリ切りて鳴門の勝。
芳ノ山一ノ矢は、右四ツにつがい上手投げにて芳ノ山の勝と思いしに、投げを打ちしとき突き手ありとて苦情起り、預りとなりしは公平ならず。
綾浪剣山は、飛び違い左差しヨリて綾浪の勝にて打出したり。

折田知事は3日連続の観戦、うらやましいですね(;・ω・)小錦が絶好調、体は大きくなく腕力に頼る取り口でもありませんが、圧倒的です。大達は体力があった頃の相撲のクセが抜けないようで苦戦中。最近十両の取組についての記事が載っていませんが、この場所は大阪から朝汐(あさしお)が加入して十両格付け出しで出場しています。のちに名大関となる初代朝汐です。

明治23年春場所星取表
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テーマ:大相撲 - ジャンル:スポーツ

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