スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | page top↑
明治14年春場所千秋楽 (東京横濱毎日新聞/明治14.1.19)

・両国回向院の相撲は初日より打ち続きたる晴天に日々客足よく、殊に相撲は近年稀なる上出来なりしが、いよいよ昨日十日目にて千秋楽となりたり。
・さて当日の三役にて小結を勤めたるは稲ノ花君山にて、立合い滞りなく稲ノ花は左右とも差して「三ツ」を取らんとせしが、名代の君山は始終腰を振りて中々取らせざるにぞ此方はなおも廻しを捜せし時、君山はたちまち体を引くと見えしが稲ノ花はこの機を外さず押し切りて勝となりたるは、晴天十日今日の小結に叶う稲ノ花と名乗を受け扇を戴きて退きたり。
・次に関脇なる大達伊勢ノ濱は引分となり。
・大関の荒玉小武蔵は、立合といい組み方といい小武蔵のほう申し分なかりしかど、なにぶん力の及ばずぢりぢりと寄せ付けられて押出され荒玉の勝となり、晴天十日今日の大関に叶う荒玉、と名乗りを受け、弓取の役は君山が勤め、あとの礼式は形の如く済みてめでたく打ち出しとなりたり。

是より三役での勝ち名乗りが現在のものより長いです。賞品は扇、今も千秋楽の三役揃い踏みでは3人が扇の形に並んで四股を踏むなど、扇との縁は深いようです。大達はのちに強豪大関として君臨する大力士です。伊勢ノ濱は平幕止まりでしたが、息子が同じ名前で大正時代に大関となりました。稲ノ花の勝ち方は「相手の引きに乗じて」という感じでしょうか。現在よく見られる流れですね。

明治14年春場所星取表

記事原文
スポンサーサイト

テーマ:大相撲 - ジャンル:スポーツ

【2006/06/30 17:50】 | 大相撲 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<明治14年夏場所初日 (東京横濱毎日新聞/明治14.5.17) | ホーム | 明治14年春場所9日目 (東京横濱毎日新聞/明治14.1.18)>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://gans01.blog70.fc2.com/tb.php/20-ba5ff890
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。