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西郷邸天覧相撲 (毎日新聞/明治22.5.25)

○天覧相撲
・皇帝陛下にはかねて仰出されし如く昨二十四日上目黒村字日向なる西郷海軍大臣別邸に行幸あらせられたり、陪乗供奉は別項に記するが如し、さて右の別邸には表裏の二門へ国旗を叉掲し警部巡査警衛をなし庭に向いたる洋館の楼上に玉座を設け楼下を大臣次官等の観覧場と定めたり、庭園の閑雅なるは別に仙境を開けるの趣あり、相撲の間には余興として鹿児島踊り、象の芸、海軍奏楽等ありて中々の盛宴なりし、また皇帝陛下より力士一同へ若干金の恩賜ありしと。
・当日来場の貴顕には黒田、大隈、大山、井上、山田、榎本、後藤等の各大臣、伊藤枢密院議長、副島、野村、川村の各枢密顧問官、樺山、芳川、辻、青木の各次官、福島少将、折田警視総監、高崎府知事、徳川公爵、勅奏任官等なりき。
春日野響矢は、二本差しを絞りヨリて春日野の勝。
北國今泉は、左合四ツ釣出して今泉の勝。
上ヶ汐伊勢ノ海は、立上り突合い上は一寸一本背負に行しが残り、右をハヅに当てヨリ切りて上ヶ汐の勝。
大泉若ノ川は、左上手下手にて攻め合いは引寄せ釣り出さんとするも、は巧者にこれを防ぎ水入りてのち揉合い引分。
真力知恵ノ矢は、右四ツ足クセ巻倒して知恵の勝と思いしが、すでにに踏切りありと物言付いて預り。
響升芳ノ山は、左差しを泉川突き放して芳ノ山の勝。
鬼ヶ谷真鶴は、二三度突合いハタキ込んで真鶴の勝。
千年川常陸山は、左差しヨリて常陸の勝。
八幡山司天竜は、右合四ツにつがい釣合い解れて右上手下手となりて、は出し投げを打ち八幡残して土俵際まで攻め来る際、敵は釣り出さんとアセルを其のまま体を預け八幡の勝。
鞆ノ平平ノ戸は、右差しヨリての勝。
嵐山西ノ海は、立上りは右を差し左手を敵の首に掛け巻倒さんとするを、突出して西ノ海の勝。
大鳴門若湊は、二本を当て遮二無二ヨリ行くを、首投げにて鳴門の勝。
小錦一ノ矢は、は二本当て攻め付るをは堪まらず首投げを打ちしが、残して左四ツ突落して一ノ矢の勝。
・此の時西ノ海小錦響升を相手に稽古をなせしは面白かりし。
平ノ戸真鶴は、左四ツ上手を引き出し投げにて平ノ戸の勝。
鬼ヶ谷司天龍は、右四ツにて揉み合ううちは出し投げを打ちしが同体流れて預り。
八幡山嵐山は、左四ツ内ワクにて八幡の勝。
上ヶ汐鞆ノ平は、右四ツ上手投げにて鞆ノ平の勝。
若湊小錦は、は例の如く突張り行くを、ハタキての勝。
一ノ矢若ノ川は、右差し巻倒しての勝にてありし。
・また弓取の役は高千穂改玉ノ井が勤めしが、相変わらず手に入りしものなりき。

場所が盛り上がっているところ、突然ですがここで天覧相撲です。相撲好きの明治天皇がついに居ても立ってもいられなくなってしまったのでしょうか(;・ω・)日本政府を代表するすごい顔触れが集まりました。小錦は本場所では入幕以来一度も負けていませんが、一ノ矢に敗れてしまいました。稽古相撲のデモンストレーション後は陛下のお好み勝負です。弓取りは引退したばかりの玉ノ井が行っています、年寄が弓取りというのは珍しいですが、慣れたものだったようですね。

西郷従道(ウィキペディア)
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テーマ:大相撲 - ジャンル:スポーツ

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