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明治22年春場所7日目 (毎日新聞/明治22.1.26)

○回向院大相撲
・昨日七日目は近年まれなる大入にて、午後一時頃は木戸に客止めの札を貼りし大景気にて、貴顕方には副島吉井の二伯、徳川公、芳川内務次官、其の他の方々を見受けたり。
千羽ヶ嶽千年川は、千年立合いざま右差し、千羽泉川に絞り極めんとするも渡込んで千年の勝。
芳ノ山鬼ヶ谷は、いづれも立合の烈しき力士なれば仕切りも無造作に立上り、突張り合いは右をハヅに当てヨラんとするを残し競り合い、突落して芳ノ山の勝はキイタ相撲。
海山若ノ川は、立上り突張り合い巻返して左を差しヨラんとアセル際、一寸小手投を打ちしも残しなお足を使いし時、浮足となりしを得たりとは押さんと攻め付るを、は堪らず体を変じ逃げんとせしもヨリ倒して若ノ川の勝は勉強の甲斐あり。
若湊八幡山は、立上り左を充分に差し敵も浅く差し一寸揉み合ううち、勝手悪しと八幡は差し手を抜き、撓めながら蹴タグりしが極らず、ヨリ倒しての勝は好し。
小錦剣山は、当日第一の組合せなれば如何あらんと観客はいづれも片唾を呑んで注目せり、力士は丁寧に仕切りて突合いは得意の左差しとなりて右をハヅに当て無残に踏み込みヨラんとする時、アワヤは負けるならんと思いの外、引外し逃げながら一寸とハタキ左四ツにつがい無遠慮にも押行きしに、も此処ぞと防ぎしが右上手を引き見事釣出して小錦の勝となりしかば、満場数千の観客は一同ドッと立上り拍手喝釆帽子衣類等を投出し其の働きを賞賛せり、此の時東桟敷の三に一人の婦人あり他人はを賞賛して止まざる中に独り悄然として愁を催し居たるは新橋辺の芸妓とか聞きしが、シンにご愁山の様に見えたり。
知恵ノ矢黒雲は、右差しヨリて黒雲の勝。
今泉真力は、立合いて左差しとなりてヨラんと攻め行くを、敵はハヅにてこれを防ぎ揉合ううち、一寸とヒネりしも極らざれば立て直さんとする際、肩スカシにて今泉の勝。
綾浪真鶴は、左四ツにつがいは引寄せ釣らんとせしも残し、揉合いヨリて綾浪の勝。
西ノ海常陸山は、立上り互いに突合ううち常陸は進んで首投に行きしも腰クダケて西ノ海の勝にて打出したり。

○地方出稼ぎの力士
・昨今興行中なる回向院大場所出勤の力士の中剣山一ノ矢西ノ海大鳴門の一行は同所打上げ次第横濱に赴き同地にて一興行ののち、再び立戻り木挽町に於て興行し更に剣山西ノ海は小田原地方に、一ノ矢大鳴門は常陸地方へ赴き、又右残余の力士中にて東大関を小錦、関脇を八幡山、小結を阿武松、前頭を千羽ヶ嶽とし西大関は常陸山、関脇は綾浪、小結は真鶴、前頭は千年川として房総地方に赴き、又大達熊ヶ嶽の一行には嵐山若湊伊勢ノ海などと合併して来月三日より四ツ谷荒木町にて興行すると云う。

副島さん、吉井さんの出席率はすごいですね。そんなに暇なんでしょうか(;・ω・)枢密顧問官・・あるいは勝敗速報を明治天皇に届けるために派遣されているのでしょうか?相撲の方は小錦と大関剣山の大一番、相当な人気ですが期待通りの熱戦を見せてくれました。
副島種臣(近代日本人の肖像)
吉井友実(山下校区にゆかりのある人々)

明治22年春場所星取表
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テーマ:大相撲 - ジャンル:スポーツ

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