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明治22年春場所4日目 (毎日新聞/明治22.1.23)

○回向院大相撲
・昨日四日目は中々の景気にて、貴顕方の内には黒田、吉井、佐々木の三伯、蜂須賀、伊達の二侯等を見受けたり。
雷震千羽ヶ嶽は、立合いに左を差さんと付け入るを引張り込んで絞らんとせしが、巻替え左四ツ揉合い釣出して千羽の勝、力士が未だつがわざる前今日はナンボ千羽でも勝つだろうとの観客の推測は当れり当れり。
黒雲伊勢ノ濱は、突合い左四ツとなりし時伊勢は敵の差し手を絞りながらヨラんと攻め行く際、足クセにての勝。
若ノ川真鶴は、如何なる角觝を見るものかといづれも立合い遅しと待ち居るうち力士は早くも立上り、直ぐ左四ツにつがいながらは下手を引き無遠慮に押し行く時はの体やや危うかりしより、捨身に行きしが団扇は真鶴に上りしも物言付きて預り。
阿武松常陸山は、右四ツ下手投にて常陸の勝はコンナモノか。
小錦鬼ヶ谷は当日一二の相撲なれば場内は自ずからどよめきたり、時に力士は丁寧に仕切り立上るやは得意の鉄砲をカマせしに、アワヤは敗を取るかと思いしが、同力士は敵より突出したる鉄砲のため少しくヒルミしも、矯め直し一きわ烈しく鉄砲返上との意にて諸鉄砲突出しの勝は立派なる働きと云うべし。
大鳴門若湊は、左をナタにて突張らんと意気巻くを鳴門は下よりこれを押さえながらエンヤと堪えたる途端、ハタキ込んで若湊の勝は案外の勝負、すこぶる興ありしが鳴門にはチト気の毒。
一ノ矢平ノ戸は、が初日以来の不出来なれば如何あらんと気遣う観客も見えしが、力士は難なく立上りは左を差し敵の前袋を探りに行くを、押さえて締め付けしかバは此処ぞと巻き落さんと差し手に力を込めたるを、得たりとヒネリて一ノ矢の勝は、前号に小量なりと注意を促せしためこれに気付きて元気を出せしものか一関よ、西ノ海に位置を奪われぬ様ご注意ご注意。
芳ノ山真力は、突張り合いながら左を差さんとするを、巻き返して再び突張り合ううち早くも左差しヨリての勝。
千年川八幡山は、立合に千年右を差さんとするを敵は鋭く跳ね付けツツ、かえって右を差したれば千年はこれを引張り込んで直ぐ一本背負と出掛けしに、八幡は油断ならじと手強く引抜きければ千年はあわてて体を廻さんとせしも、此の時遅く彼の時早く突き付けて八幡の勝は巧者と云うも余りあり。
嵐山海山は、右差しにてジリジリ押しに攻め来る時、も捨身となりて防ぎしがヨリて海山の勝。
伊勢ノ海鞆ノ平は、伊勢右差しヨリ行く時首投げを打ちしも押出して伊勢の勝。
西ノ海司天竜は、立合には左を差さんとせしを引張り込み得意の泉川にて土俵際まで押行きしに、は堪まらじと逃げんとせしが、踏出して西の勝は是非もなし。
綾浪剣山は、立合いに敵の左を引張り土俵を廻りしが、突出して剣山の勝にて打出したり。

幕内では先場所不振だった海山が復活して唯一の全勝。大ベテランの千羽ヶ嶽はここのところ十両相手に連敗して力の衰えが顕著ですが、この日は何と二段目の18枚目、つまり幕下8枚目の雷震(らいしん)との対戦、ようやく初白星でした。

明治22年春場所星取表
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テーマ:大相撲 - ジャンル:スポーツ

【2007/03/31 23:46】 | 大相撲 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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