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明治18年夏場所千秋楽 (東京横濱毎日新聞/明治18.6.14)

○回向院大相撲
・昨日回向院十日目千秋楽の相撲勝負付は左の如し。
野州山千代ヶ崎は、釣合い申分なき相撲にて始終五分に立合い攻め合いし後、水入りて引分は面白かりき、されど後にて疲労は千代の方に多く見えたり。
勢力若湊は右四ツにて、勢力は上手を引き揉抜いて後、若湊一心にサグリ入り下手を引て大相撲となり揉み抜しが、取り疲れ水の入りし後互いに相撲を大事になし果しなければ引分たり。
黒雲初陣に勝ちしは、初陣の立ち後れにて腰の入らず「押切」の勝なり。
頂キ三吉川は、パッタリ四ツにて水入り引分。
・(以下三役)角力鬼鹿毛は目覚ましき相撲ならんと随分人気ありしが、立上るや角力は左を差し鬼鹿毛も左を差しすなわち四ツとなりて揉出る時、左達者の角力はヤッとばかりにスクイ投て勝。
白梅高ノ矢は同様の人気なりし、さて立上り突掛て直ぐに右四ツに渡り、高ノ矢上手を引き攻め立れば白梅は其の内に下手を引て攻め合いしが、やがて高ノ矢は敵を引寄せ櫓に掛けて見事の勝を得たり。
響升四ツ車は、何がさて四ツ車は丁度昨日の八日目まで五番の相撲に三番の敗を取りしのみか今日が給金の定め日と思うものからなかなかに大事を構えて立たざりしに、響升は再三突掛けて仕掛けたるも余程よい所を見て立たんとの了見にや、暫く時を移したるがややありて立上り、右四ツにて両方がミツを下手に引合いしに、四ツ車はエイとばかりに体を引寄せ櫓の勝は、白梅高ノ矢との勝負に寸分違わぬ相撲なりき、右にて番数の局を結びそれぞれ名乗を受け、弓取の役は小車これを勤め目出度く打出したり。

○花相撲
・今明両日の宿禰神社祭典相撲を打上げ次第、大達剣山の両関にて横浜へ立越し明後十六日より七日間興行、同所を済ましたる後木挽町にて催し、また高千穂八陣の一行は、牛込を打上げ次第浜町の旧島津邸跡にて一興行の筈なりという。

角力(かくりき)という力士は以前に若ノ川として十両中位まで上がった力士ですが、脱走から戻って幕下格の番付外で出場していたようです。翌場所の番付にはまた名前が見えないので結局またどこかへ行ってしまったのでしょう。花相撲の告知にある八陣(はちじん)は大阪相撲の大関ですが相変わらず本場所千秋楽の翌日から巡業開始、とても忙しそうです。
明治18年夏場所星取表
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テーマ:大相撲 - ジャンル:スポーツ

【2006/10/27 23:40】 | 大相撲 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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