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明治18年春場所9日目 (東京横濱毎日新聞/明治18.1.31)

○回向院大相撲
・昨日九日日の相撲は、顔触れの宜しきより随分客多く上景気なりし。
・(中入前)小金山獅子ヶ嶽に勝、浦ノ海四ツ車は預り、藤ヶ枝國ノ花に、鷲ノ森菊ヶ濱に、藤田川有明山に、白梅山ノ音に勝。
常陸川越川は預り、朝日嶽鳥ノ海は引分、四剣早虎に勝、藤ノ森泉川は引分、竜ヶ鼻に、司雲竜千勝森に、木曽川島田川に、和田ノ森達ヶ関に勝ちたり。
鶴ヶ濱は右四ツにては下、は上手とミツを引きつつ投を打ち合い、ついにの下手投にての体流れの勝は若相撲の花々しき取口なりし。
伊勢ノ濱立田野は左四ツにて伊勢が一ぱいに寄切る所を、立田はウッチャッテ勝は美事なりし。
九紋竜清見潟は、渡し込て清見の勝。
友綱一ノ矢は、突掛跳合い左四ツとなって友綱上手を引き、遮に無に寄て友綱の勝は面白き相撲なり。
上ヶ汐廣ノ海は右四ツにて、上ヶ汐が得意のカワヅにて勝を得たるはちょっと見ごたえある相撲なりき。
柏戸高見山は、柏戸が足クセに行く時自身にツブレ高見の勝は気の毒の様なり。
剣山千羽ヶ嶽は、ヤッと立上り突掛けて剣山は二本をハヅに構い押切らんという所を残し、又も突掛る所をヒネリしに千羽の体危うかりしが、又も残って突掛る時千羽は踏切りながら又突掛るに、此の時勝負あったと行司が示せば、千羽は振りかえり我が踏切し足跡へ指を差し忌々しいという塩梅にて苦笑いせしはちょっと興ありき。
梅ヶ谷西ノ海は、仕切申分なく立上るや小手先にせり合い手車引いて突立ちしが、互いに握り合いたる手に力の入り、双方よりほどかんとするも如何な放れずついに水となり後、其のままにて勝負なく引分は立派のみにてさほどに目覚ましき相撲ならず。
・(中入後)平ノ戸八幡山は血気と云い達者同士の相撲なれば実に日ざましき争いにて、八幡が右を巻て足クセに行かんするを平ノ戸は体を近づけず防ぎながらに蹴返して勝はよくこそ極めたり、喝釆少なからざりき。
綾浪増位山は、増位が寄って来る時土俵の際にて体をかわし左四ツとなってスクイ投げ綾浪の勝は近頃引続きての仕合わせなり。
浦湊入間川は、丁度西との取口にて手車で立ち水の入りたれば場内はイロ梅ヶ谷イロ西ノ海とて笑いの声の絶えざりしが、妙な所で愛敬を蒙りしものなり、殊に矢張り引分は大笑い。
中ツ山萱田川をハタキ込て勝。
智恵ノ矢出釈迦山を同じくハタキ込んで勝は上々。
嵐山海山は、海山の左をが泉川に極めつつタメ出さんと寄来たり、土俵際にて泉川をほどいて寄りしはこも又お手柄。
綾瀬川緋縅は、綾瀬が左を差して寄り、緋縅寄られて土俵際に至るとき綾瀬がなお右を差すを、緋縅巻て一振り振りし途端ハタイて勝は嬉しそうな顔付なりし。
手柄山常陸山は、ヤハヅを防ぐため頭を下げて突掛る所をハタキ込て手柄の勝は其の名に恥ぢぬ大出来なり。
鞆ノ平大達は、突掛ると直ぐに大達は突張て勝は、の腰が入らぬ様にてまづ腰クダケと評する方よからん、何に致せ大達が滅法強いには驚く。
大鳴門高千穂は、右四ツにて寄り大鳴門の勝。

幕内の取組が終了し、最優秀成績は大達と剣山の7勝1敗1分となりました。新大関の西ノ海は黒星こそ付かないものの攻めに鋭さを欠いたか引き分けが多く、梅ヶ谷も風邪で途中休むなど振るいませんでした。来場所も番付には載りますが出場せずに引退、大力士梅ヶ谷はこの日の相撲が現役最後の一番となりました。
朝倉市ふるさと人物誌(梅ヶ谷藤太郎)

明治18年春場所星取表
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テーマ:大相撲 - ジャンル:スポーツ

【2006/10/08 22:30】 | 大相撲 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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