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明治30年春場所8日目 (東京朝日新聞/明治30.2.17)

○回向院大相撲
・昨日(八日目)は暁雨にて客足少なからんと思いの外、市中にて薮入をする奉公人と取組のよいに惚れて出掛ける好角家との多かりしがため、午後は客止の好景気を呈したり。
相生祇園山は、が愛嬌なる角觝を取って手繰りたるをは上より押しての潰れは満場大笑い。
栄嶽嶽ノ越は互角の力士にて、相差しにて烈しく競り合いが投げを打てばも打ちて、甘くの体が地に落ちしもに踏越しありての勝。
松ノ風稲瀬川は、の左をは巻き互いに寄り切らんとあせりしも、遂にの腰投げにての負け。
勝平鳴門龍は、の左差しにて上手詰めを取るを、は二本差しにて内掛に行き遂にの勝。
梅ノ谷鉞りは、突合いてのち苦もなく突張っての勝。
岩戸川神力は、の左差しをは右四ツにて左を当て出し投げにての勝。
楯甲横車は、立合うやいなの突にての体浮き立ち東溜りへ突出されたり。
鬼鹿毛熊ヶ嶽は、の巻差しをは左差しにて受け堪えの寄り来るをはウッチャリて行司はに扇を上げしもは寄り倒してのち勝たりと主張し、検査員は同体に流れたりといい遂に丸預りとなりぬ。
梅ヶ崎黒岩は、少し立ち後れしもなんのとの突出す左手を手操り込むと、はヒョイと預けたのでの腰砕けたり。
荒岩増田川は、双方念入に仕切りて左の相差しよりほぐれて突き合いとなり、の左差しにては押出されたり。
狭布里雷山は、の左差しをは満身の力を出して諸差しに行き遂にの勝。
小松山越ヶ嶽は、双方互角の力士なれば互いに手を替え秘術を尽くし、小松が両差しにて釣身に行くをは逃げ構えになしたれば、小松は注文違いてうかがううち隙のありしか上手投にて小松の勝。
天津風当り矢は、当りが例の張り手を出して天津のひるむ所へ付け入り押出して当りの勝。
大砲若湊は、が諸差しにて押すをは左差しに行き右手は敵の腕を握りて一心に防ぎしが、の方に敵し難くすでに危うく見えたりしを、は引き外してウッチャリしかばは力負けして脆くも倒れぬ。
大戸平朝汐は、大戸の左差しを受けながらの右を殺して競り合ううち、大戸は二本差しにて釣身に行くをはアビセ掛けて勝を占め、満場大喝采。

場所も大詰めの八日目、上位力士同士の対戦も増えて盛り上がってきます。場所の前半活躍した大砲は若湊に不覚を取り連敗。大関大戸平は朝汐相手に攻めますが逆転負け。紙面の都合で中入り後の取組は欄外に掲載されており、この部分の記事が手に入らないのが残念です。八日目終了時点で幕内トップは6.5勝、海山と荒岩が並んでいます。

明治30年春場所星取表

東前頭7・當り矢信太郎
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テーマ:大相撲 - ジャンル:スポーツ

【2009/05/27 23:19】 | 大相撲 | コメント(2) | page top↑
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