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明治28年夏場所5日目 (東京朝日新聞/明治28.6.11)

関ノ音鬼ヶ谷は、立上り突合いが左筈にて押すをは外して反対に左筈にて押し出さんとするも、は堪えて廻り込むを送り出しての勝。
出羽ノ海高浪は、右を差すを出羽は右筈にて押すを、が堪える所を突き落し見事に決まり出羽の勝。
不知火一力は、手四ツにて競り合い右四ツ上手下手にて揉み合いは上手投げを打ち、残りて知火より腰投げを打つこと再三は危うきを残してまた上手投を打ち、残りて揉み合い水となりのち再びつがい互いに投げの打ち合い、知火はアワヤ土俵を割らんとせしも辛く残りて腰投を打ち知火の勝。
若湊鳳凰は、双方激しく突合い右差し寄り倒しての勝。
響升谷ノ音は、右を差すをは左上手を引き右筈にて挑み合い、は機もあらば釣らんとしばらくためらううち水となり、のち互いに呼吸を計りて動かず引分。
越ヶ嶽大戸平は、右を差すを大戸は敵の差し手を巻きたればは左に首を巻き足クセに行くを、大戸は体を預けたればは倒れて大戸の勝。
西ノ海海山は、立合いに西は立ち後れ待ったならんと思いのほかそのまま立上りたれば、は左を差し直ぐ寄切っての勝は満場破るるばかりの大喝采なりし。
・「中入後」狭布里梅ヶ崎は、右四ツ狭布が足クセに行くを残してより引落しを試みしも効かず、狭布は再三足クセに行かんとせしも効なく、水入後も同手にて勝負付かず引分。
響矢唐辛は、立上りの右をタグり込み押し出しての勝。
松若大蛇潟は、一二合突き合い右を差すを大蛇は左上手を引き右は敵の左に巻きて揉合い、合四つとなり大蛇は釣らんとせしもはよく堪えて右四つとなり、水入後大蛇は必死に釣らんとしは足クセに行かんとし、互いに残りて取り疲れ引分となる。
鉞り鬼鹿毛は、鉞り左筈にて押すをは危うく残し廻り込むを鉞りは勢い込んで突掛け来るを、突落し見事に極まりの勝。
天津風小松山は、左四つ釣り出して小松の勝。
高ノ森大砲は、は幕内力士中の小兵にしては無上の大兵なれば両力士の土俵に上るや満場大笑拍手のうちに立上り、が激しく突き掛くるも更に構わず突き出しての勝。
千年川大達は、左を当て押し出して千年の勝。
玉龍大碇は、突合い突出しての勝にて打出し。

2日間休んでいた西ノ海が再出場してきましたが、破竹の勢いの海山に敗れてしまいました。海山は全勝。西ノ海持ち前のやや雑とも言える取り口が仇となった形です。大砲は大小対決を制して全勝、入幕以来いま一つ安定しなかった大砲ですが、ついに本格化の兆しでしょうか。大達はついに5連敗となり引退します。大碇が結びを締めて調子が上向きになってきました。

明治28年夏場所星取表
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【2008/04/26 22:54】 | 大相撲 | コメント(0) | page top↑
明治28年夏場所4日目 (東京朝日新聞/明治28.6.11)

○大相撲
・四日目(一昨九日)は日曜日と云い、かつ朝来の好天気にて徳川公及び貴顕紳士の来観も多く、開場以来の上景気大入なりし。
唐辛松若は、双方とも当場所元気よき力士なれば名乗揚がるや満場どよめき渡り、拍手のうちに両力士は念入れて立上りが突掛け来るときは一寸ハタキしも、は激しく突立てたればは土俵際にて堪えるをすかさず渡し込んての勝は大喝采なりし。
鬼ヶ谷響矢は、二三合突き合い突出しての勝。
梅ヶ崎関ノ音は、が筈に行くをは堪えて離れたるも突出しての勝。
大蛇潟岩木野は、立上り大蛇左を差すをは敵の首を巻き首投げを打ちしも効かず、左四ツとなり大蛇は必死と釣り出さんとするをは足を巻きて防ぎ、残りて右四ツとなり大蛇より上手投げを打ちも再三引落しを試み、互いに残りて揉合い水入後大蛇はしきりに釣出さんと攻め付けしが、はよく防ぎつつかえって内掛に行き大相撲となりしが、大蛇もよく堪え遂に引分は充分なりし。
鬼鹿毛不知火は、立上り知火右を差すをはその手を巻き込みて挑み合ううち、知火は蹴返しに行くを残りて寄り切りの勝。
小松山狭布里は、左四ツ狭布の寄り来るを小松の堪える途端外掛けモタレ込んで狭布の勝。
海山天津風は、天津一寸立ち後れしが直ぐ突出しての勝。
大砲若湊は、立上り激しく突掛るをも劣らず突出して勝。
大纒千年川は、右を差すを突き放して突合い、が筈にて押すを千年は堪えてハタキたればの体浮く所をすかさず押出して千年の勝。
大碇越ヶ嶽は、立上るやいな押出しての勝。
・「中入後」高浪鉞りは、立上り鉞り左を差すをは右上手を引き左は敵の右を巻き合い揉み合ううち、鉞りは掬い投げを打ち辛く残りて遮二無二寄るを鉞りは土俵際に堪えウッチャらんとするのはずみ、は前に倒れ鉞りも土俵を割りしが団扇は無論鉞りに揚がりしも、物言起こり場面預りとなる。
一力高ノ森は、突合い突立て腰砕けての負け。
大達出羽ノ海は、右差し直ぐ寄り切って出羽の勝。
鳳凰響升は、右を差すを泉川にて撓め出しの勝。
谷ノ音北海は、右を差すをは左上手を引き右筈にて押出さんとし、は寄らんとして互いに呼吸を計りつつ動かず水となり、後互いに競り合い勝負果てしなく引分。
大戸平玉龍は、左四つに寄り切って大戸の勝にて打出し。

大砲と海山が4連勝と好調です。ここ数年間弱かった西方の上位陣もなかなか粒が揃ってきた感があります。大達と出羽ノ海は13年前に同時に入幕した同士の対戦、ともに老境の力士ですが出羽ノ海があっさりと勝ちました。天覧の名勝負を演じて明治の大相撲発展の立役者となった元大関の強豪力士大達も4連敗、引退が目前となりました。

明治28年夏場所星取表

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【2008/04/19 00:46】 | 大相撲 | コメント(0) | page top↑
明治28年夏場所3日目 (東京朝日新聞/明治28.6.8)

○大相撲
関ノ音高浪は、立上り左四ツが一心に寄るをは危うくも土俵際に踏み止り、ウッチャりての勝。
岩木野一力は、が左を差さんとするをは逃げながらハタキしが、その時の体廻り危うかりしも残りて二三合突合い右四ツとなり、より寄るをも巧みに廻り込み大揉みに揉合い大相撲となり、は引落しを試みしがも辛く残りて水入後、再びつがい双差しとなるをは上手二本を引き釣らんとし、もよく防ぎしが効なく遂に釣出しての勝は当日中の大相撲なりし。
越ヶ嶽鳳凰は、右四ツが寄り来る所をは廻り込みながら掬い投げ見事に極まりの勝。
若湊大纒は、立上りすぐ捻りての勝。
玉龍谷ノ音は、右を差すをは泉川にて撓めしもは其のまま寄るを、は堪える途端腰砕けての勝。
出羽ノ海大戸平は、二三合突合い右四ツとなり、釣り出して大戸の勝。
西ノ海大蛇潟は休み。
・「中入後」鉞り梅ヶ崎は、激しく突合い突出しての勝。
響矢小天龍は、立上り突張り合いは敵の足を取らんとせしも効なく、突張りて小天の勝。
高ノ森鬼ヶ谷は、突張り合いが勢い込んで突掛るをは一本背負いに行くを、外して送り出しの勝。
不知火海山は、立上り不知が左を差すをが巻き込みながら寄りしが、不知は危うく残り廻り込み二本差しとなるをは其のまま釣出さんとせしも残りて、不知より腰投げを打ちしも利かず互いに激しく揉合い逆投げにて見事の勝。
響升大達は、右四ツ苦もなく寄り切っての勝。
北海大砲は、二三合突合いすぐ突き出しての勝。
千年川小松山は、立上り一寸突合い小松右を差し左は敵の差し手と巻き合い互いに金剛力を出して押し合ううち、千年は引落しを試み小松は危うく残りながらかえって引落しにて小松の勝。
天ツ風大碇は、左四ツにてはしきりに寄るを天津はよく防ぎ互いに寄り合い、双差しとなり寄るを天津は廻り込みまた左四ツとなり揉合い、水となり後激しく寄合い大相撲となり、勝負に果てしなく引分にて打出し。

越ヶ嶽(こしがたけ)は調子よく3連勝、鳳凰までも倒して先場所の勢いが続いています。新入幕は鉞り(まさかり)ですが黒星続き、内容を見ても幕内は少し家賃が高い(荷が重い)ような感があります。西ノ海が休場、入れ替わって大碇が登場してきましたが相手を攻めきれず引き分けのスタートとなりました。

明治28年夏場所星取表

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【2008/04/16 22:37】 | 大相撲 | コメント(0) | page top↑
明治28年夏場所2日目 (東京朝日新聞/明治28.6.7)

○大相撲
・雨天のため二三日延引せし大相撲はいよいよ昨六日二日目の興行あり、当日は無類の快晴にてまづ相応の景気なりし。
松ヶ関関ノ音は、立上り小手先にて競り合い右を差すとはその手を泉川にて撓めしも、直ぐ解き右四ツとなり互いに釣り合い双方危うきを残しつつ揉合い、水となり再びつがいはしきりに釣らんとしもよく防ぎ最早引分けとならんとする一刹那、遂に釣り出しての勝は大喝采なりし。
雷山鉞りは、立上りは左を差し内掛を試むるを外して寄切りの勝。
唐辛不知火は、右を差し捻りて見事の勝。
海山高ノ森は、二三合突合い左四ツとなりが上手投げを打ちしときは危うく残り、腰を据えて防ぎしが再び上手投げにての勝。
大纒響升は、突合い突立て右を当て押切ての勝。
大砲玉龍は、立上りを二突きにては踏み切りて負け。
梅ヶ崎千年川は、千年立ち後れたるためが激しく突掛かりたるとき危うかりしが、残って突合い突き出して千年の勝。
大戸平響矢は、右を差し寄り切って大戸の勝。
・「中入後」若島岩木野は、突合い左を差すをは振り放し突張り合い、突き出しての勝。
大達越ヶ嶽は、立合にが例の中腰拳固仕切りを気に構えは容易に立上らず、ようやく立上るやいな左差し寄り切っての勝。
大蛇潟北海は、左四つ遮二無二寄り倒しての勝。
鳳凰天津風は、無造作に立上り左四つ寄り切っての勝。
小松山若湊は、立上り小松が勢い込んて突ッ掛け来るを、はスカシたれば小松はアワヤ土俵を割らんとし、辛く残りたるもすかさず押しての勝。
谷ノ音出羽ノ海は、右四ツにて揉み合い櫓投げ美事に極りの勝は是非もなし。
小天龍西ノ海は、立上り小天突掛け来るをそのまま寄切り西の勝にて打出したり。

1日遅れで大戸平が出場。ケガや病気が原因なのか、本場所の開幕が延期されたためにゆっくり地方を巡業していて初日に間に合わなかったものか、記事からは分かりませんが、この場所は序盤の休場者が目立つので延期の影響はいくらかあったのではないかと思います。通信や交通がまだ不便な時代です。花形力士の一人であった大戸崎はこの場所には出ず、大阪相撲へ移籍しました。移籍後の大戸崎は勝ち越すまでになかなか苦労しており、東京と大阪のレベル差がまだほとんど無かったことを思わせます。

明治28年夏場所星取表

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【2008/04/14 22:11】 | 大相撲 | コメント(0) | page top↑
明治28年夏場所初日 (東京朝日新聞/明治28.6.4)

○大相撲
・予期の如く出世大相撲はいよいよ昨三日より東両国回向院境内において開場したるが、取組中最も観客の望みを嘱せる東西両大関小錦大碇大戸平並びに朝汐外ノ海達ノ矢今泉高浪一力鬼ヶ谷等幕の内屈指の力士欠勤したるため大いに人気に障り、一際引き立ちかねし景況なりし。
響矢両国は、立上り二三合突き合い左四ツとなり、寄り倒しての勝。
玉龍大達は、二本差し苦もなく寄り切っての勝。
北海小天龍は、立上り互いに巻き合いつつ揉合い、は右を差し押し出して勝。
岩木野海山は、右上手を引き左を差すをは敵の左を巻き込みながら捻りて見事の勝。
若湊大蛇潟は、一寸立ち後れしがそのまま立上り、は右を差し左を当てて寄るを大蛇は危うく残りて廻り込むを、は再び寄り来るを大蛇は又もや辛く残りて左上手を引きて寄り戻すを、は廻り込まんとせしも効なく遂に大蛇の勝は案外なりし。
天津風大砲は立上り突張り合い、突き出しての勝。
西ノ海雷山は、西例の泉川を試みたりしが直ぐに解き、掬い投げにて西の勝。
・「中入後」越ヶ嶽小松山は、立上り左を差し遮二無二寄り切っての勝。
出羽ノ海大纒は、左四ツが寄るを出羽は一寸堪えて暫くためらううち、が必死と寄り来るを出羽は辛く残りて廻り込み、寄り倒しての勝は老練。
響升梅ヶ崎は、が筈にて押し行くとは一寸堪えながらそのまま右を当て寄り倒しての勝。
鉞り鳳凰は、立上り一寸突き合い鉞り右を差すをはその手を泉川にて撓め出さんとせるを、鉞りは必死と防ぎしもついに潰れて鉞りの負け。
千年川唐辛は、二三合突き合い千年が勢い込んで突掛ける途端、肩ムソウにての勝は大喝采。
不知火谷ノ音は、右四つ寄り切っての勝にて打出し。

3大関が全員休場、朝汐も不在で閑散とした初日だったようです。大量の休場者のせいで横綱西ノ海の初日の相手は十両の雷山(らいざん)となってしまい、一蹴します。過去に何度か脱走したことのある今泉は東の張出となりましたが、また場所前に脱走でもしたのでしょうか、一旦番付から外されて帰参したという格好になっています。しかし結局休場・・西の元関脇達ノ矢も張出ですがこちらは病気休場を続けており、十両に落ちるところですが実績があるため幕内格にとどめた、という感じで今泉の張出とは意味合いが違います。

明治28年夏場所星取表

東前頭11・響矢春吉

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【2008/04/10 17:17】 | 大相撲 | コメント(0) | page top↑
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